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四季折々の山情報がいっぱい!!次回の山行、来年の山行にお役立て下さい
”山行日記”に移動したものは、削除しました。また、一年を過ぎたものは近日中に削除します。
山行日記をご利用ください。

2009(H21)


H21.8.16

      早池峰山 河原坊−早池峰山頂−小田越−薬師岳−小田越−河原坊

 十年振りにお盆期間中に夏休みが取れ、帰省を兼ね早池峰に行ってきました。梅雨明け宣言をみない今年の夏やっとお盆に入り夏らしい気候を迎えた16日朝目を覚ますと、朝霧に覆われていたが晴が望まれる。


仏石

 5時過ぎ準備運動にと4キロほどジョキング後朝食、お昼のおにぎりを戴き7時実家を出発、内川目に入るとそれまで霧に覆われていた辺りも青空が覗く。

 今回は初冬期合宿用灯油をうすゆき山荘までの荷揚げもあったので、兄から灯油を分けて戴き持参山荘に格納。河原の坊着7時55分既に駐車場には30台ほどの車、早速準備し登山者名簿に記録先陣が16人もいた。空は快晴最高の登山日和。登山道に入ると、トリカブト、アザミは花を過ぎるもヤマハハコ、ソバナは今盛りと咲いている。コメガモリ沢の水量は雨ばかり降っていたせいか何時もより多く感じられる。コウベゴウリ付近にはナンブトウウチソウ、ナンブトラノオが稜線を吹く風にゆらゆら揺れ体の汗もひき心地よさを感じる。


山頂の浅沼氏

 昨年6月の地震により打石下の大きな岩の崩れを見ながら打石がよく崩れなかったことに感心する。振り返ると薬師岳がどっしりと構えている。ガレ場の岩を登るとアザミにクジャクチョウガ羽根をゆっくり上下していた。

 今日は単独行写真を取りながら昇るも体が軽く感じられ、次々先発隊を追い越し頂上に着く。登山口から2時間10分。山頂には2人がいたがそのうち次々到着。快晴360度の展望が利くが岩手山は確認できなかった。お互い写真を取り合い軽い昼食。早い登頂が出来たので予定通り下山し薬師に向う。


ヒカリゴケ

 小田越登山口から薬師へはしばらく整備された木道を進むと樹林帯、その先アオモリトドマツの中進むと急な登りとなる。振り返るとダケカンバの間から早池峰を望むことが出来た。ここの魅力は大きな岩陰に不気味に光輝くヒカリゴケ、今日もあのなんともいわれぬ神秘の輝きを確認。デジカメに収録、山頂を目指す。ダケカンバの林を過ぎると今度はハイマツトとシャクナゲが目立つが花は終わっていた。ロボット雨量計を過ぎると山頂は目の前、稜線の風を受け山頂へ、今日は薬師への登山者はなく終始一人旅山頂へは登山口から1時間弱で到着。こちらも360度の展望、誰もいない頂上で昼食を取り下山。頂上直下の岩陰には小さなダイモンジソウが可憐に咲いていた。

 帰り途中大迫産直によりボンデァのソフトクリームを始めて食べたさすが並んで買うだけの味がした。 浅沼 記

コース時刻:大迫外川目7:00〜7:30うすゆき山荘7:45〜7:55河原坊8:08〜8:58コウベゴウリ9:05〜9:44仏石9:50〜10:18頂上10:45〜11:55小田越登山口12:08〜13:04薬師岳13:13〜14:12小田越登山口〜14:37河原坊15:00〜17:40一関


H21.8.22

      日光・白根山 (2577.6m:片品村・日光市  栃木さよなら山行:同行・佐藤)


頂上駅にて
 2001年5月16日、異国の地・栃木に赴任する。その約1年前から栃木通いが続き、周辺の山々にかなりの期待を抱いていた。やや暑い日が続く週末、暑さをしのぐため、水を得た魚のように山へ向かったのは当然のこと。記念すべき第一登、2001年6月9日は、何故か北関東・最高峰の「日光・白根山」となった。


お花群
 それから8年と3ヶ月、栃木最後の登山は白根山にしようと後任の佐藤君を誘って、何かを引き継ぎするような気持ちで出かけた。22日、おりしも前線が通過中と有って小雨がぱらつく中、6時我がAPを出発する。「前線の通過は遅れているが、大丈夫晴れるだろう・・」等と言いながら、第二いろは坂のトンネルを抜けると白根山の頭がクッキリ見えて一安心。

 約1時間半で、丸沼高原に到着。特段に混んでいる様子はなく、肌寒いくらいの高曇りの中を快適な気分でロープウエーに乗り込む。ゴンドラから上州・武尊山や至仏山を眺めながら、約10分で頂上駅。雲は高く、青空も少し覗いている。勿論、これから進む白根山は、クッキリとすぐそこのように見えている。涼しいそよ風になでられながら8時45分、山頂に向けて出発する。


山頂にて
 コメツガの林をヒトンチットを浴びながら快適に進むと、やがて雑木が混じりだし足下には見頃の花を多数付けたカニコウモリの群落。二つ目の散策路分岐からは、少しきつい登りが5分ほど続く。視界は全く効かないが、上り詰めると山頂の頭が見えて気がはやる。佐藤君の新調した登山靴は、問題ない様子で少しピッチが早く、我としては少し息が荒くなる。

 出発から約40分で小休止、少し前が混んできているが5分程で腰を上げ森林限界まで進むことにする。6月のイワカガミの群落の花を思い出しながら周りを見渡すが、相変わらずカニコウモリしか見あたらない。食べても美味しくなさそうな茸類も少しはあるが「松茸でも有れば最高だろう・・」等と話しながらドンドン高度を稼ぐ。


男体山と中禅寺湖
 疲れ切った頃、森林限界を抜け出し涼しい風が全身を撫でる。道の脇にはシロバナヘビイチゴか真っ赤な小粒の実が無数に膨らんでいる。背丈の低いフウロのピンクも時折目にはいる。それらを横目に見ながら、休むよりも進んだ方がよい事になり、ザレ場をゆっくり高度を稼ぐ。高曇りの空は、青空へと変化して陽がまぶしくなってきた。冷たい風も、火照った体に心地よく感じる。

 やがて草付きとなり、傾斜もゆるんで岩場が現れると第二ピークにたどり着く。少々登山者は多めではあるが、夏場の最盛期ほどではない。一旦ハンゴンソウの群落を眺めながら下り、本ピークへと息を上げる。トウヤクリンドウの脇で順番待ちをして山頂にタッチ、次の人に譲り東側の小さい広場?で大休止をとる。佐藤君に360度の山並みを案内し、カメラに納める。東から南方向は前線の影響か雲で良く見えないが、西から北にかけてはやや見通しも良く、飯豊連峰あたりまで見えていた。


人なつっこい鹿
 時計を見ると、まだ10時50分で五色沼に降りて鹿さんに会うことにする。いつもの斜面を下り、コマクサのドライ花を見てハンゴンソウやマルバダケフキの群落の中を進む。すると、鈴を付けたご夫婦が花々を観察中で、カラン・チリンと、まくし立てている。あんなにうるさいと、鹿も出てこないだろうとしばらく、先に下っていくのを待つ。150m程ご夫婦から離れたところで、再び静かに下る。


ハンゴンソウの群落
 いつもの遭遇ポイントに差し掛かると、先を行く叔父さんの脇に現れた。いつもの鹿かは解らないが、毛並みの良い雌鹿のようだ。7−8m離れてこちらを見ている。佐藤君も、ご満悦の角様子。しばし、声を掛けながら鹿と戯れる。更に下るとハンゴンソウの群れる鞍部。この辺から避難小屋付近にも鹿が出るが、どうも散歩中のようでピーピーと雄叫びは時折聞こえるが姿は見えない。更に五色沼まで進むが、この付近でも鹿を見つけることは出来なかった。湖畔に腰掛け、昼食タイムとして大休止を取る。


弥陀ヶ池
 おにぎりが無くなる頃、外人さんが犬を連れてやって来た。・・えぇぇ犬・・鹿は出てくるわけはないと、鹿との再会を諦めて腰を上げる。沼の辺は、ガンコウランやコケモモの実が散らばっている。程なく五色山への分岐だ。この辺りから外輪への登り、歩幅を狭くしてややきつい登りに取り付く。間もなく傾斜がゆるんで、弥陀ヶ池への緩い下り。佐藤君の昨年11月に歩いたコースと繋がった。


池の珍虫
 弥陀ヶ池で小休止。池の縁でご婦人方が、何かを見つけた様子。我も浅い水面を覗いてみると、体長1−1.5cmの砂粒を塗したような甲羅を持った異様な姿の虫を見つける。平べったく目玉も触角も見えない。草の茎でひっくり返してみるが、老眼気味の我には足も見えない。海老の仲間かカブトガニの仲間だろうか?。ちょっと見ただけでも、数十匹は居るようだ。一ノ関に帰ったら、千田さんに聞いてみよう。

 池から少々の登り、最後の登りと有って心地よく汗をかく。山頂や座禅山方面の十字路を過ぎると、灌木帯の下りとなる。膝を庇いながら慎重に降りる。さすがに登山者は少なくなり、やや静かな道は涼しく快適だ。黙々と進めば、散策路の分岐が2つ3つ。林の中の展望台経由で、ロープウエー駅を目差す。


抹茶ソフトで乾杯?
 今回は6月下旬に歩いたコースとほぼ同じ。佐藤君にとっては、少し辛かったかも知れない。栃木最後のお別れ山行としては大満足の一日。抹茶ソフトで乾杯して引き継ぎ?を終わる。しきりに気にしていた佐藤君、何キロの減量になったことか・・。・・栃木・・えがったねぇぇぇ・・今度は、県外遠征としてまたくっぺぇぇ・・。 阿部 記

コース時刻:ロープウエー頂上駅8:45−10:30山頂10:51−12:00五色沼12:25−12:54弥陀ヶ池13:05−14:00展望台14:10−14:25ロープウエー頂上駅


H21.8.16

        那須・三本槍岳(1916.94m:栃木県那須塩原市大字板室)


コガネギク
 お盆の帰省先からの戻り、和歌山から栃木にどのルートを通れば渋滞被害を最小限に留められるか、そればかりを気にしながら東名高速道の不通、ETC割引による通行量の増加などの要因をインプットして地図と睨めっこしながら日本海周りの大迂回ルートを選択した。いつもの東名阪道・中央高速道経由に較べて300Kmも余計に走る計算になり、走れど走れど一向に近づかないジレンマと戦いながら、疲労困憊状態で8月15日未明に自宅に戻った。


旭岳方向

オヤマリンドウ

ウラジロタデ

シラネニンジン
 帰省先の和歌山では高温と多湿で身体中に纏わりつくような湿気にうんざりしていたこともあり、熊見曾根の稜線を亘る涼風が無性に恋しくなって矢も盾もたまらず家内を連れて那須の山に出かけてみた。天気予報どおりにカラッと晴れて、山に向かう助走状態で随分リフレッシュが出来てきた。また心配された峠ノ茶屋駐車場も半分程度の空きがあり、余裕を持って駐車できた。

 久しぶりの山歩きとなったが、家内にとっては何と5月の恵那山以来の山だと言う。この時期は花の少ない那須の山が次の花・リンドウへ準備期間中であり、目に付くのはウラジロタデとシラネニンジン程度と寂しい限りだ。花が期待できないとあっては、つい早足になってしまうが、家内の足が対応できないので出来るだけゆっくりのペースを心がける。鳥居を潜って対になった狛犬の赤い毛糸の帽子をいつもの儀式のように両方とも撫でて、木道の階段を登る。すると山側(左側)にいつの間にか小さな祠が祀られるようになっていた。そう言えば拡幅された峠ノ茶屋駐車場を利用するのは、今回が初めてかもしれないなど、4年ぶりに正面ルートを歩くことになる。


三本槍岳

清水平

ハクサンボウフ 奥・大倉山

ホツツジ 奥・茶臼岳
 峰ノ茶屋への中間点にある中ノ茶屋跡で休憩し、明礬沢の谷を隔てた正面の朝日岳を見上げる。この辺りから樹林が消えてむき出しの山肌にガンコウランが勢力を拡大している。よく見ると黒い実が沢山実っている。峰ノ茶屋から朝日岳に向かう水平道の登山ルートには、ハイカーが蟻のように小さく見える。ゆっくり休みながら和歌山産の梨をほうばる。爽やかな空気と水分たっぷりの甘い梨がマッチして、実に美味しく感じられる。

 汗を沈めて峰ノ茶屋へ向かう。リンドウが咲いてないか、いつもの場所をチェックするがまだ蕾が固い。しかも花数が少ないように思える。「那須=リンドウ」だったのが、過去形に近づきつつあるようで気がかりなことだ。また茶臼岳の斜面を輝かす秋の風物詩、カリヤスモドキの穂が随分伸びてきた。写真撮影適地は植生保護の名目で、いつの間にかロープが張られている。

 峰ノ茶屋でもゆっくり休憩して、西側に広がる三倉山・大倉山の山容を眺める。山の展望に英気を養って、朝日岳の肩に向かう。歩き出して直ぐに水平道に入るが、ここでも期待のリンドウには出会えない。水平道から裏側に回って整備された鎖付き階段道に入ると、所々でクロマメがポツリ、ポツリと実を付けている。鎖場を過ぎて正念場の急斜面を登りきると朝日岳の肩に到着だ。

 これから涼しい稜線漫歩を楽しもうと思っていたら、家内が「膝が心配だから自分はここで引き返す」とのこと。折角だからもう少し登ろうという誘いも空しく、この先は自分一人で歩くことにする。家内はそれでも朝日岳に登ってきたようで、一応天晴れと褒めてやろう。さて自分の方は稜線漫歩を楽しみながら涼風に吹かれて汗をかかない程度の歩調で朝日岳の肩から熊見曾根へと向かう。その最初の登りで、期待したオヤマリンドウが咲き出していた。花株は少なくて心配ではあるが、やっと那須に咲くリンドウを見ることが出来た。隠居倉分岐(熊見曾根)から清水平へ下るまでの僅かな距離は、標高の高い地点を歩き快適だ。また三倉山・大倉山が大きく根を張って雄大な景色を展開している。目の前には、これから登ろうとする那須連山最高峰の三本槍岳が台形状の塊りを清水平から持ち上げている。

 一旦清水平に下りると、湿地には木道が設置されている。そこはシラネニンジンが群生して白い花を咲かせていた。その先、北温泉分岐辺りまでオヤマリンドウが沢山の花を咲かせていた。リンドウに元気を貰いながら一気に三本槍岳の山頂へ駆け上がる。

 三本槍岳山頂には10人ほど憩っていたが、山頂到着の儀式としていつものように一等三角点(点名:三倉山、標高:1916.94m)にタッチして、山の安全、健康、商売繁盛など沢山の願い事を祈願する。そして山頂の写真を記録して、少し大峠方向に下がった地点まで足を延ばして、一人静かに会津地方に広がる展望を満喫しながら昼食を採る。

 三本槍岳から眺める三倉山・大倉山は立派だ。また旭岳の鋭角に聳える三角形が、形がよく惚れ惚れしながら眺める。今日は霞が強くて大倉山の左に位置する七ヶ岳さえ漠然としていて会津駒ケ岳や旭岳の左右に位置する飯豊山や磐梯山を見ることが出来なかったが、爽やかな涼風に吹かれて美味しい空気と共にコンビニお握りが至福の時間を提供してくれた。

 せっかくの山頂だったが家内が先行しているので、ゆっくりも出来ずに早々に下山を開始する。下りはやっぱり早い。写真撮影で道草をしても、結構早く歩いていて一時間半ほどで峰ノ茶屋に到着。爽やかな山の空気を満喫してストレスも発散できた。  沖 記

コースタイム:西那須野7:15==(約40Km)==8:15峠ノ茶屋駐車場8:30---9:20峰ノ茶屋避難小屋9:25---9:50朝日岳の肩10:00---10:15熊見曾根---10:41清水平---11:13三本槍岳(1916.94m:昼食)11:30---12:00清水平---12:15熊見曾根---12:26朝日岳の肩---12:55峰ノ茶屋避難小屋13:00---13:25峠ノ茶屋駐車場13:35==(約40Km)==西那須野へ


H21.8.8

    女神山  (956m 西和賀町)


登山口

白糸の滝

尾根のブナ林
 奥州市の元職場の山仲間から誘いがあって一緒に登ってきました。7時30分に元職場駐車場に集合。懐かしい面々がそろったところで出発。高速秋田道の湯田インターで、北上、花巻方面の皆さんと合流し出発。


降る瀧
 登山口までの林道は未舗装で狭く、ところどころに崩落後もあり、ゆっくり進行。登山口の駐車場は10台くらいのスペースがあり先客2台停まっていた。身支度して出発。総勢20名。

 登山口からすぐ沢へ急な階段の下り、一本橋(工事用の鉄板)を二つわたると間もなく「白糸の滝」入り口である。急な坂を下りると滝の真下に出る。爽やかな音としぶきは夏の暑さには最適な休憩場所である。

 引きかえし、来た道を進むと右に女神山直登の登山道、左へなだらかに下ると女神霊泉、岩清水と小さな瀧が続き、沢を渡って左を沢沿いに進むと、「降る瀧」落差50Mが現れる。見ごたえ充分。

 戻ってブナ林の登山道にをひたすら登る。風もなく汗が滝のように流れる。動きを止めるとアブが寄ってくる。勾配がきつくなったところを登りきると尾根に出る。左側からの風が気持ちよい。緩やかな尾根を進むと、直登コースとの分岐に出会う。急な登りを20分ほどで頂上である。


山頂の森氏

イサワビョウイン山の会の皆さん
 頂上は刈り払われているが、どんよりと霞んで展望は良くない。昼食後、急な坂を周りの木につかまりながら真っ直ぐに下ると、今朝登ってきた道に出会い、駐車場に戻る。

 帰りは、温泉で汗を流し、着替えて帰路に着いた。 久しぶりに、体の中に溜まった悪汁を噴出した一日でした。 (森 記)

コース・タイム:一関6:40 水沢7:15 7:40発 登山口9:15 9:30発 白糸の滝入り口9:40 白糸の滝 9:45 白糸の滝入り口10:00 降る瀧入り口10:20 これより200m 約5分降る瀧登山口10:30 尾根11:30 分岐12:00 頂上12:20 13:00下山 登山口駐車場14:20


H21.7.20

       焼石岳 (ツブ沼コース)


石沼

7月20日朝目を覚ますと部屋に朝日が差込み、久しぶりに天候回復、幸先の良さを告げているようだ。今日は焼石岳へ今回のコースの地図を読むと金山沢の渡渉とのこと、もしかしたら昨日の雨で増水の懸念と、昨年6月の宮城北部・岩手内陸地震により中沼コースからの入山禁止で、つぶ沼コースから入山なので登山者が少なく熊との遭遇も考えられ、ストック(渡渉時)・熊よけ鈴を準備する。


銀名水

 今回はつぶ沼コースより焼石登山を企画、参加者を募るも、問い合わせなく「みちのく一人山旅」3日前の大雪山系の大量遭難事故の後だけに気が引き締まる中、装備に不足無い様準備出発。

 尿前中沼登山口は閉鎖。石淵ダム湖畔を通ると、ダムの水は茶褐色に濁り大雨の後をうかがわせる。道路にはあちこちで山からの水が流れていた。ますます金山沢の渡渉が心配しながらつぶ沼到着。予想に反し車が14〜15台駐車、登山準備をしているグループが3パーティー程。最近夏山にはスパッツを着けず入るが今日だけは雨上がりの後につき濡れていることを予想し着用。登山口には登山者名簿用ボックスがあったが、扉が開かず下の隙間から用意した登山計画書を差し入れて出発。結局最後の出発となる。

 先ずは深緑の樹林帯の中腹を巻くように進むと緩やかな傾斜から段々きつくなる。平らなところは田んぼのヘドロ状態、深みに嵌らないように石の上とか木の枝の上を右に左に進む。50分程すると沢の音が聞こえ出す。いよいよ金山沢に辿り着く。以外にも水量少なく石の上を渡り水漕ぎせず済んだ。ここからまた緩やかな登りと泥んことの戦い。途中昨年の地震で登山道が崩落しているから注意の看板有り、脇にロープを張り地震の凄さを物語っていた。ここからは紺碧の石沼が木々の間から望むことが出来た。

 出発してから1時間半も経つがこれといった花にも合えず樹林帯、しいて言えばぶなの大木。小休止水分補給と行動食つまむ。宮城からの3人と犬を連れたパーティーに会う。最近山に犬と登る人がいるが俗化が心配だ。なだらかな山腹と泥んこの水溜りを繰り返し中沼コース分岐点へ未だミズバショウガ咲いてました。ここから銀名水にはあっという間に着く。早速天然ビールでのどを潤す。ここの天然ビールは何時飲んでも冷たく美味しい。先着9人ほどがいたがさすがに登山者は少ない。



山頂にて

 銀名水からの登山道はいつも沢になって水の中を進むのだが、今回は特に昨日の雨で水量が多い。いつもはチシマフウロウ、石楠花が咲いているが余りぱっとしない。鶯の声を聴きながら涼風をうけ疲れを癒され泉水沼へ。ここのハクサンイチゲを期待したが出会うことが出来ませんでした。小休止後最後の登り、そして一気に頂上。なんと4時間の行程、なにはさて置き腹ペコにコンビニおにぎりで満腹。ガスも上がり展望よろしく、経塚、牛形がくっきり。証拠写真を撮ってもらい下山へと。 浅沼 記

行程7月20日 一関 6:30 〜 つぶ沼 7:30 7:45 〜 金山沢 8:35 〜 石沼上部 9:20 9:30 〜 中沼分岐点 9:58 〜 銀名水 10:15 10:30〜泉水沼 11:22 11:30 〜 頂上 11:46 12:20 〜 銀名水 13:23 〜石沼上部 14:12 14:22 〜つぶ沼 15:36 〜 一関 17:00 


H21.7.25

       尾瀬ヶ原・至仏山 (片品村・尾瀬戸倉、鳩待峠口)


鳩待峠 入山口
 日本海沿岸を日本列島沿いに前線が停滞との悪天候の予想に、週末予定の山行が延期となった。しかし片品方面は、最悪でも曇りとの予報で尾瀬方面に出かけてみる事にする。尾瀬は行こうと思っても小雨がぱらつく予報で、2週ほど出かけるのをためらっていた。ニッコウキスゲの最盛期は終わっているとは思っても、かすかな期待を伺わせるネットの誘い。別の花々は、まだ大丈夫だろう・・と、青森山行のパッキングを日帰り用に切り替える。


上田代にて
 5時自宅を出て、コンビニで朝食と昼食を調達。順調に国道120号に乗り、尾瀬戸倉には7時30分少し前に着いてしまった。時期がづれてしまったことを伺わせるかのように、駐車場はかなり空いていた。シャトルバス(所要約35分)も間隔が大きくなり、出発は7時45分となった。結局、鳩待峠着は、8時20分頃となってしまった。


右上 オゼコウホネ

主なお花郡
 いつもの賑わいはなく、バスを降りてそのままゲートを通過して一路山の鼻を目差す。曇ってはいるが時折薄日が射して、この先の天候回復を期待しながら小さな列に続く。心地よい風に、ビッシリと実を付けたブナの枝が揺れる。至仏方面のすそ野が雲から肩を出してきた。でかい葉っぱのミズバショウの脇では、サワギキョウの花芽が大きくなっている。8月に入れば満開となるだろう。約50分で山の鼻に到着、一服立てて牛首方面に向かう。

 木道のハイカーの列は比較的閑散としており、これがベストの人出模様か・・と心地よい風を感じながら快適に進む。咲き残りのニッコウキスゲやクルマユリが少し寂しく咲くが、トキソウやサワラン、ヒメシャクナゲはまだ元気だ。キンコウカが、咲き出している。川上川を渡り、最初の拠水林を過ぎると、ナガバノモウセンゴケが花盛りだ。前方の燧ヶ岳は霞んではいるが、全貌を見せている。振り返ると、至仏山も全貌を表し日が射して明るく輝いている。正に、絶景である。


上田代より至仏山
 上田代の池塘郡のヒツジグサは、咲き出す寸前のよう・・。いつものポイントで撮影を済ませ少し進むと、澄み切った池塘に優美なオゼコウホネが数株咲いていた。池の濁りは全くなく、底までクッキリと見えている。多少は期待していたが、丁度見頃のコウホネに出会えるとは、とてもラッキーである。11日のシモツケコウホネには浮いているハート方の浮き葉は無かったが、オゼコウホネの全貌を観察し出来て大感激。


研究見本園付近・キンコウカの群落
 上の大堀川には、バイカモがビッシリと漂っている。花芽らしき物は付いているが、咲くのはまだ先のようだ。しばしトキソウやキンコウカ等々を眺めて進むと、牛首分岐に着く。ヨッピ吊り橋に続く木道の先には、キスゲの群落が有るはずだが黄色い物が見えない。・・どうやら、ニッコウキスゲの最盛期は終わっているようだ。ベンチに座り一服立てていると、雲の切れた至仏山が誘っている様に見える。よす!時間はたっぷりある、花々も丁度見頃だろう・・戻って至仏山に登ろう・・と引き返す。


至仏山中腹より尾瀬ヶ原
 再び山の鼻で一服。気持ちがハヤって3分ほどで腰を上げ、至仏方面へ進み出す。しかし研究見本園の池塘が気になり池を覗く。咲き出したヒツジグサに混じり、再びオゼコウホネの花を見つけ鑑賞する。結局、至仏山の出発は10時10分過ぎとなってしまった。こちらのコースは、保護の関係で上り専用とうたってある。殆ど人影のない鬱そうとしたクロビの林は、風通しが悪い。すぐに大汗が沸き出してくる。余分に体力を消耗していたせいか、なかなかピッチが上がらない。何とか森林限界を突っ切って大休止。尾瀬ヶ原や燧ヶ岳に会津駒ヶ岳と、絶景が目にしみる。上を見上げると先ほど追い越された若者二人の姿はもう見えない。


至仏山 山頂
 ニッコウキスゲの小群落は今が花盛り。滑りやすい蛇門岩の急登を、慎重に高度を稼ぐ。山頂方面の雲の動きが激しくなっているようだが、雨はこないだろうと、ヒンヤリした風に励まされながらバテ気味の体にムチを入れる。角材の階段が始まると、周辺は高山植物のオンパレードが始まる。東北でよく見る花に北アルプスでも見かける花が混在している所が、目を飽きさせない。山の鼻からの標高差は約880mで、早池峰山を登る感じだが距離は長く、立ち止まる回数が増えてきた。昼飯時はとっくに過ぎていたが、朝からコンビニおにぎりを2個しか食っていない。水も底を突き、山肌側からの沢水をペットボトルに補充し3個目のおにぎりをほうばる。

 すぐには回復しないままに、更に木の階段を登ると広い休憩スペースのあるお花畑となる。ここからは、やや緩い登りとなるが山頂近くは蛇門岩と泥が田圃状態で続く。前日までの雨が道を腐らせているようだ。13時33分、至仏山山頂。15名ほどの登山者で、混み合っている状態ではないが、撮影をして休まずに下り方面のピークに進み大休止を取る。関越国境方面は、前線の影響か黒くどんよりして視界はない。心地よい風は有るが先ほどの雲は取れて、日が射して汗はなかなか引かない。


小至仏山を望む
 10分ほど休んで、下りに取りかかる。蛇門岩のデコボコの落差が大きく、間に泥が仲間入りしてとても滑りやすい。花々の観賞も程々に慎重に下る。登山道には人々の長い列が出来ることはないが、足場の不安定な場所では少しの時間待ちとなった。小至仏山を少し下ると、やっと残雪が融けたお花畑となる。オゼソウやチングルマが丁度見頃で、しばしのお花鑑賞。最後の小湿原で大休止を取り、森林帯は黙々と下る。鳩待峠駐車場には、ツアー客用マイクロバスが10台程になって人々で混雑していた。名物の?なんとかジェラード・アイスを舐めながらのどを潤し、早々にシャトルタクシーに乗り込み帰途に就く。

 最近の気象予報は、スパーコンピュターでも予想が出来ない模様。思っていた以上に天候が回復して、快適な山歩きが出来た。期待のキスゲにはほど遠かったが、まともにオゼコウホネが見られたことは大収穫となり、至仏山の植物郡にも大満足の一日でした。予報が外れて良かった・・よがったぁぁ・・。  阿部 記

コース時刻:鳩待峠8:22−9:12山の鼻9:17−9:57牛首分岐10:02−10:38山の鼻(研究見本園散策込み)10:52−13:33至仏山13:44−14:20小至仏山14:28−16:00鳩待峠


H21.7.17

        秋田駒ケ岳


ミヤマハンショウヅル

見つめ続けるカモシカ

駒池付近にて
 年金者組合の自称「青年部」4人で登ってきました。雲の多い朝でしたが、雨の心配はないということで出発。国見温泉駐車場には先客10台ほど止まっていて、日中日陰になりそうなところに駐車して出発。登山者名簿は今日最初の記入者である。

 霧が深く風も無いためブナ林の登りは蒸し風呂のようである。道路が濡れていたのでゆっくり汗を拭きながらの登山である。樹高も低くなり周りが明るくなったところで一呼吸を居れ、上着を脱ぎTシャツで登る。ときよりの風に汗も消えていくようである。

 横長根からの女岳は霧で見えない。今日は霧の中の登山と覚悟を決め、初めての人も居たのでどのルートにしよう考えながら第2展望台へ。霧もだんだん薄くなり、少し風が出てきたので駒池コースを登ることにきめて大焼砂に着いたときは、霧もすっかり晴れ、田沢湖も見える。

 曇らないうちに記念写真を撮り、コマクサの咲く斜面をゆっくり進む。道沿いのコマクサは、終り斜面の奥のほうに咲いていて、写真にはならない。駒池付近の雪は消えてチングルマ、エゾツツジ、アオノツガザクラが咲き始めていた。時間が早いためか登山客も少なくゆっくり散策しながら男岳へ向う。

 男岳へは最短コースで登ることにして、浮石や落石、スリップに注意して登るよう指示して女岳との鞍部へ向う。以前は木製の標識がわずかに残っていたが、今は岩にペンキで「男岳」と記してある。いっきに急な登りとなる。足場は思ったより安定している。男岳ー女岳のコースとして利用しているようである。


男岳山頂にて
 息がきつくなったところで振り向くと、岩の狭間に日本カモシカが我我をじっと見ているではないか。ここのコースはシラネアオイが多いから「荒らされるのではないか」と思っているのだろうか。しばらく登って振り向くとまだ見ている。「どこを登っていったのか」「何処を下るのか」など口々に言いながら登っていくと、中生保内コースと合流する。間もなくのコースを登ってきた登山客に追い越される。頂上までもう少しである。

 頂上には登山客は数人が休んでいるだけでいたって静かである。360度の展望、しかし遠くの山は見えない。阿弥陀池方面から団体客の上り始めている。できるだけかち合わないよう、昼食をとって阿弥陀池へ下る。


阿弥陀池を望む
 男岳の南斜面、北斜面はニッコウキスゲが咲き始めていた。阿弥陀池で水を補給し横岳へ登る。横岳から大焼砂の間のコマクサも終りに近く所所に残っているだけである。風は登りの時より強まり帽子を飛ばされないよう気をつけて下山する。下山後は緑色の国見温泉にゆっくり浸かり汗を流し帰路に着いた。  森 記

コース・タイム:国見温泉8:10 横長根9:05 大焼砂 9:40 男岳登り口 11:00男岳11:30 12:00発 阿弥陀池12:30 横岳12:45 大焼砂13:10 横長根 13:40国見温泉 14:30 


H21.7.12

    白笹山・南月山・沼原湿原 (1719m・1776m 那須)


南月山より茶臼岳を望む
 栃木県北部は午後になると小雨との予報に、早立ちし午後は湿原散策の予定で6時少し過ぎに出発する。早々にコンビニで朝食と昼食を調達して高速道に乗り、新しくできた板室・黒磯ICを目差す。高速は少々車が多めだが順調に進み、約50分で同ICを降りる。一般道走行分はいつもより短く、7時50分頃には沼原湿原の駐車場に着く。


南月山に咲くシモツケソウ
 駐車場は以外と空いていて、まだ3割ほどいか埋まっていない。7時58分、身支度を整えて出発。早速ビデオカメラの電源を入れるが、どうしたことか反応がない。歩きながら、いろいろ試してみるが全然動き出す気配がない。ガッカリしながら諦めて、白笹山の登りにかかる。例の靴も諦めて、すり減った古い靴だ。何となく調子は良い模様に、黙々と視界の効かない雑木林で高度を稼ぐ。道両側の熊笹の刈り払いが行われた直後か、青々とした笹の葉が道を隠して歩きづらい。慎重に足を運び、黙々と高度を稼ぐ。

 ヤシオ類の林やシラカンバの林等々、次々と植生が変わる。松の奇怪な姿が現れると少し視界が開け、沼原池や大佐飛山方面が見えてきた。天候は高曇りだが、薄い雲の合間からは時折陽も射してきた。見通しはあまりよく無く、高原山の展望がやっと望める程度。出発から約50分登り、小休止を取る。


南月山稜線にて
 カメラは、相変わらず電源が入らない。次の小休止で再度いじろうと諦め、再びの登りに取りかかる。帽子のつばが視界を塞ぎ、木の枝に頭をぶつけること2回。頭に来ながら黙々と登る。白笹山を右側から巻き込むように進むと、流石山や大倉方面の視界が開ける。程なく那須本峰も見えだし、白笹山頂となる。笹や灌木に覆われた山頂からは、視界は効かない。素通りして南月山に続く尾根を下る。


ミヤマカラマツ
 刈り取られた笹の葉に足を取られながら、苦労して下ると怪奇な松林(トウヒ)が現れる。低く垂れた太い枝や、折れ曲がった枝が行く手を阻む。頭に注意しながら、黙々と進む。ドウダンやシャクナゲは散ったものが多く、道端のゴゼンタチバナが時折目にはいるだけ。しばらく進むと緩い登りに変わり、視界も開けてくる。ハイランド・パークの遊具が良く見えるが、視界は霞んで東北道付近まで。やがて灌木帯に入り、緩い登りが続く。小休止を考えていたが、昨晩の雨のせいか乾いた座れそうな場所がない。ドタバタと歩いていたら、南月山に着いてしまった。時計を見ると9時54分だった。


1775ピークコース下部にて
 ベンチに座りカメラをいじっていると、突然電源が入る。慌てて景色を撮影していると、10分もしない内に切れてしまった。又、ガチャガチャいじるがすぐには回復しない。ご夫婦がやって来たので、カメラは諦めて談笑。その後も写真は、携帯のカメラで我慢する。時間があるので那須岳山頂経由も考えたが、ポツポツと小雨があたりだした。薄日も射しているが嫌な雨に、日の出平から向かいのピーク経由で戻ることにする。


沼原湿原にて
 大休止となって歩き出すのが遅くなったが、沖さんの言っていたコマクサを探しながら尾根筋を進む。やっぱり今度も見つけることは出来なかったが、シモツケの類やウスユキソウ等結構彩りよく咲いている。尾根筋も登山者は少なく、先ほどのご夫婦を入れても4名だけだ。静かな道を、ジグザグに花を探しながらのんびり進む。やがて日の出平に着き、少し進んで那須本峰を堪能する。ミヤマカラマツの群落も見応えがある。

 再び日の出平に戻り、1775ピークを目差す。ここからピークまで殆ど水平道。背の低い灌木に覆われて視界は全くない。少し進むと、完治していないのか足首上部が痛み出した。靴紐の最上部を外して結び直す。少し痛みが和らいだような気がして黙々と進む。日蔭のドウダンやシャクナゲがまだ見頃で少し休みながら進むが、小雨が降りだし折り畳み笠を出して進む。やがて視界が開け、東・向こうに先ほどの南月山やそれに続く尾根が良く見える。何度も振り返りながら進めば、何時しかピークを越えて下り道となる。


沼原湿原にて2
 左下には、沼原池が見え、前方には大倉山の峰峰が開ける。比較的緩い下りだが、低い灌木が時折こうもり傘を引っかける。カッパを着るか悩みながら下ると、小雨は止んでしまった。お花は殆どないが、笹原にポツポツとダケカンバが立って良い光景となっている。その笹が傾斜したまま刈り取られ、足下を悪くしている所もある。斜面をトラバース気味に進むが、笹の茎が突きだした歩きづらい道を慎重に進む。やがて灌木も大きくなり、傾斜はややきつくなる。しかし、比較的歩きやすい道となり、ストックを利用すると鼻歌も出るほど楽に下れる。


沼原湿原(水位が低い)
 ゴジュウカラか?小鳥の声を聞きながら坦々と下れば、三斗小屋方面からの分岐に到着する。時計を見ると12時、岩片に腰掛け昼食を取る。雨は降ってもそんなに強くは降らないだろうと楽観的に思い、沼原湿原も近いので、のんびり休憩を取る。この頃になると、カメラが回復して調子も良いようだ。


沼原池堰堤と白笹山(右上)
 約30分ほど休んで、湿原のニッコウキスゲの群落に期待して腰を上げる。大木の林は、森林浴に丁度良い。少しピッチが早いようだが、自然に足運びが早くなる。やがて湿原の木道が現れ、ストックを畳んで湿原に出る。がぁぁ・・、少ない、ニッコウキスゲが以前の半分以下のようだ。時期的には丁度良いが、湿原の水も少なくなっている。湿原の下にあるダムの役目をしていた土が流されているのか?。ミズバショウの葉は枯れかけている。このままだと、数年で乾燥地になりそうだ。

 とりあえず、木道を散策。アヤメやコバイケイソウ、サワラン、トキソウ等々数は少ないが種類は多いようだ。中でも、シモツケ草の鮮やかなピンクが目を引く。キスゲが少ない・・少ないと思いながら人工池側に行くと、土手がキスゲの群落で一杯だ。植生が移動してしまったのか?。比較的乾いた土手が好みだったのか・・と、不思議な気分。

 昼を過ぎて観光客が増えだしたようだ。人が多くて木道も歩きづらくなり、上部の駐車に向けて湿原を後にする。不規則な石段が息を荒くする。益々すれ違う観光客が多くなってきた。駐車場に着けば大型バスの列、何とか観光のバスがドンドンやってくる。ざっと見て大型バス6台、更にやってくるバスもあり駐車場に入りきれない様子。靴を履き替え逃げ出すように車を出す。狭い道を更にバスが上がってくる。カーブで待ちながら慎重に下り、黒磯・板室ICを目差す。

 今回は、軽い運動とメインの湿原散策だった。しかし、湿原の水位が変わったせいか期待のキスゲが少なくガッカリ。バスツアーの皆さんもガッカリしたのでは・・。あの池は、発電用の池なはず。尾瀬のように、更に強力な湿原の保全活動が必要だ。  阿部 記

コース時刻:駐車場7:53−白笹山9:18−9:54南月山10:12−日の出平10:51−12:15三斗小屋方面分岐12:30−12:50沼原湿原13:25−13:40駐車場


H21.6.27

    奥(日光)白根山 (2577.6m 日光市・片品村)


ロープウェー頂上駅にて
 今期最高の気温予想から逃げ出すように、そろそろ高山の花も咲きそろい始めただろうと白根山へ登ることにする。7時少し過ぎ、遅い出発だが自宅を出る。少し霞が強いが天候は上々、途中で昼食を調達して滝ヶ原峠経由で日光・清滝に出る。中禅寺湖界隈はさすがに車も多く、休憩無しで一気に菅沼登山口に到着する。


庭園に咲く白いコマクサ
 しかし、予想通り駐車スペースは全くない。道を挟んだ反対側に釣り客用の駐車場があるが、おばさんに断られて丸沼高原口に移動する。結局、某釣り客専用駐車場代2000円より少し安い、往復1800円のロープウェーを利用することになった(駐車場は無料)。頂上駅到着は10時少し過ぎとなり空いていると思われたが、以外にも福島方面からの集団でまだ混雑していた。


鬱そうとした林
 頂上駅の庭園では、白いコマクサ等花盛りで更に上部のお花を期待しながら静かになった鹿除けゲートをくぐる。鬱そうとしたコメツガ林は、時折陽が射してもかなり涼しい。汗ばむことなく快適に進むと、例の集団に追いついてしまった。追い越してもしょうがないと、七色平分岐まで後ろに付いていく。約30分後、休憩を取り始めた集団を追い越して黙々と進む。


林の中に咲くコイワカガミ
 周りは、雑木林に変わり傾斜も少しきつくなるが、カタバミやコイワカガミが目立ち始め撮影しながら進むと疲れを感じない。森林限界の少し手前で、小休止を取る。三歳と言う男児が下り、同じぐらいの女児が登っていく。感心しながら一服立てる。

 灌木の背が低くなると、山頂方面が一気に開けて登山者も多くなる。キンバイやタカネスミレが黄色の絨毯のように広がっている。少し登り、ザレ場の取り付きで展望を楽しむ。霞んではいるが、武尊山に至仏山や燧ヶ岳が素晴らしい展望で迫る。下る人も多くなり、ザレ場に足下を掬われながら更に高度を稼ぐ。いつものツガザクラは咲き出したばかり、まだつぼみの物が多く、イワカガミもいまいちだ。


頂上少ししたに咲くツガザクラ
 第3ピークを乗り越えて第2ピークの本峰に進むが、かなり混雑している。数分カメラを回し、少し移動して東側肩で展望を楽しみながら軽く昼食を取る。山頂付近は、まだ草も茶色で緑の絨毯になるには後1週間程かかる様子だ。例のコマクサが気になり東斜面を下り、五色沼へ足を伸ばすことにする。


白根山頂にて(左奥・燧ヶ岳)
 登山者が疎らになった斜面を少し下ると、コマクサの群落地。花芽は出ているが少し早い様子。やっと一輪のまともな花を見つけて感激する。来週あたりが最盛期となりそうだ。更に下るとツガザクラとイワカガミの群落地があるが、やはり少し早かったようで来週あたりが見頃になりそうだ。やがてカンバ林に入り見通しは効かなくなるが、鹿が顔を出す頃と思いながら静かに下る。


咲き出したコマクサ
 ガサガサッ!鹿が突然現れた。昨年遭遇した場所と殆ど同じだ。4−5m近づいても逃げようとはしない。声をかけながら撮影するが、全く無視している様子。しばし戯れて避難小屋へ進む。すると再び三頭の鹿の親子が現れた。各、縄張りはどの群も同じのようだ。続き、五色沼側でも少し長い角を付けた立派な牡鹿に出会う。結局、合計六頭の鹿と遭遇して動物園にいる気持ち。五色沼で、鹿とイワカガミの群落を眺めながら小休止を取る。


昨年出会った鹿か?
 立ち上がると先週に続き、右足コブラ上部がかなり疼き出した。靴に型枠をはめて癖を直そうとしたが、殆ど変化無く擦っているようだ。左側はかなり慣れてきているが、やはり違和感はある。何とか外輪を登り終え、弥陀ヶ池で紐を調整するが効果はない。ビッコを引きながら、ロープウェー駅を目差してゆっくり下る。


五色沼
 コメツガ林には散策コースが整備されているが、ヒカリゴケ生育地や展望台には行かず七色平の咲き出したばかりのハクサンチドリ?を眺めて山頂駅に直行する。最後に庭園のシラネアオイを目に焼き付け、涼風を受けながら抹茶ソフトに舌鼓。来た道をたどり自宅に戻ると、まだ二五度以上もある。汗を流しながら、昔の靴の手入れ。駄目だ・・GTホーキンスは、じぇってぇぇ俺に足にはなじまない。・・・でも、捨てるにはまだ早いか・・なんとかせにゃいけん。  阿部 記

コース時刻:ロープウエー山頂駅10:18−12:05山頂12:24−13:27五色沼13:35−14:03弥陀ヶ池14:16−14:55七色平15:05−15:35山頂駅  自宅・丸沼スキー場:2:25(帰り)


H21.6.20

      庚申山  1892m 日光市・旧足尾町  同行者:佐藤


コウシンソウ ムシトリスミレの仲間
 そろそろコウシンソウが咲き出す季節・・と、先週あたりから狙っていたが山は雨模様。今週になり少しづつ予報がづれこみ、20日は何とか雨は避けられそうになった。「よし、明日はいぐどぉぉ・・」と、職場の仲間に声をかけ庚申山へ繰り出すことにする。


一の鳥居
 同行者の佐藤君に少し遠慮して、7時の出発。朝食兼昼食を地元のコンビニで調達して、一路粕尾峠を越えて足尾に降りる。庚申川沿いに銀山平のかじか荘まで進む。いつもの駐車場は満車状態だが、何とか空きスペースを見つけて車を止める。長い道のりに少し不安はあるが、新調した靴に履き替えて8:50出発する。

 車止めゲートから一の鳥居までは、約一時間の行程だ。霧がかかり少し肌寒いくらいだが、雨になることはないと信じて新緑の中を黙々と進む。30分ほど経つと、くるぶしの上の方に違和感を感じ始める。両足共に靴上部のクッション分が触り、ほのかな痛みを感じる。まあ・・何とかなるだろうと楽観的に一の鳥居へ急ぐ。


幻想的な森
 佐藤君は比較的元気に歩いている。片道3時間と話していたが4時間は掛かると訂正、このコースを歩ければ他の山は容易いと変な激励をしながら快調に進む。一の鳥居では先ほど追い越していった若者のグループ等、多くの登山者が休憩を取っていた。同じように事を思っていたのだろう・・つかの間の晴れ間を利用して一気に多くの登山者が繰り出したようだ。


庚申山荘
 鳥居からは、水面ノ沢沿いになだらかな登山道が続く。深い雑木林は日光を遮り、下草が少なく何処かの外国の森を歩いているような気になる。相変わらず、霧が立ちこめて幻想的な感じもする。湿度が高いせいか、春ゼミの声はしない。少し物足りない気にもなる。約30分で、でかい岩の立ちはだかる鏡岩に着く。一服立てて、夫婦蛙岩へ進む。

 水の無い沢に掛かる木橋を数回渡ると、傾斜もややきつくなり蛙岩が現ると少し傾斜がきつくなる。更に巨岩が現れ、それぞれ名前が表示されている。ガスは薄れて薄日が差し出すと、春ゼミの合唱が始まった。新緑の山はこれでないと・・と、五官に大自然を感じながら庚申山荘へ急ぐ。


クリンソウ
 ほぼ予定通り庚申山荘に到着。数人が集う中、トイレ前でぶつぶつ叔父さんが何かを話している。良く聞くと、バイオトイレに更新されたものの、故障して内部が汚くなっていると言っている。各地の山小屋にバイオトイレを設置している設備屋さんのようだ。ここのバイオはエンジン発電器式で、油を持ってきたがバッテリーが上がりセルモーターが回らなくなったらしい。折角の設備が、だいなしだ。山荘には、管理人は時折訪れるだけのよう。故障して当たり前かも知れない。一泊2000円も取っているのだから・・太陽光発電や風車発電の気の利いた方式にすれば良かったのに・・。


急傾斜の連続
 チョット臭い話を聞きながら、いよいよ核心部へ出発。クリンソウの群落を眺めて、気持ちを入れ替える。ここからは、難所の続く急傾斜だ。少し混雑してきたため、若者の後に続くと結構息が上がる。一の門辺りで空腹のため、バテ気味。早い昼食でエネルギー補充を取る。ユキワリソウ、ミヤマオダマキ等花の真っ最中だが、コウシンソウは更に上の方だ。若い佐藤君も疲れが出てきている様子。昼食後は、中高年のお嬢様の後ろに付いてゆっくり高度を稼ぐ。


庚申山 山頂にて
 やがて、コウシンソウの核心部。例により撮影待ちの大混雑だ。帰りに立ち寄ることにして、庚申山山頂へ進む。傾斜は緩み、山頂で記念撮影。それから2分ほどで展望台に到着するが、ここも大混雑。青空が少し見えるが、ガスが切れず展望は利かない。佐藤君に展望の様子を説明しながら大休止をして、来た道を戻る。


岩場に横に咲くユキワリソウ
 コウシンソウの生育地は、人々も少なくなっていた。じっくりカメラを回し、天然記念物に感動する。今年は花々の開花が早かったが、以外に丁度見頃で株も多いようだ。あと来られないかも知れない・・と言う気持ちでじっくり観察する。名残惜しいが、約20分程楽しんで下山開始する。

 道は以前より更に荒れている様子。下りとは言え、かなりきつい道だ。膝を庇いながら慎重に下る。再び山荘前で大休止を取っていると、ヒョイと若い鹿が現れた。大船渡出身の佐藤君、久しぶりに鹿を眺めて感激の様子。気をよくして、森林浴気分で一の鳥居に向かう。例のくるぶしの上がかなり疼いてきた。足の裏も、靴下の編み目が食い込んでいる感じ。・・やっぱ、安物はそれなりに厳しいのかも知れない。

 一の鳥居で更に大休止を取り、長い車道をゆっくり・のんびり下る。休憩時間も入れて全行程約8時間、佐藤君にとっては少しきつかったかも知れない。くるぶしの上が少し腫れあがっていた。温泉に浸かると更に疲れそう・・と、入浴は断念して帰途に就く。足尾の町にはいると、佐藤君にメールの着信。ホヤとホタテ?・・食事もしないでまっしぐらに佐藤亭へ進む。今回で、コウシンソウの見納めになるかも知れない。仲間も一緒で楽しい・美味しい山行となった。  阿部 記

コース時刻:かじか荘8:50−9:50一の鳥居10:00−10:26鏡岩10:30−11:05庚申山荘11:18−12:50山頂13:16−14:30庚申山荘14:45−15:40一の鳥居15:55−16:51かじか荘


H21.6.12

      焼石岳 登山教室 つぶ沼コース、講師:吉家氏・千田氏


準備体操の参加者

震災の爪痕

歩行講習の参加者

シラネアオイ

金山沢にて

石沼と連峰遠望

ナベクラザゼンソウ

お花畑
 一関体協主催の「登山教室」が焼石岳つぶ沼コースで行われました。例年雪上歩行の実技指導は、栗駒山で実施してきたが今回は残雪の多い焼石岳・づぶ沼コースで行うこととなりました。

 つぶ沼駐車場で身支度をして出発。以前は駐車場からちょっと行っ右側に登山口があったが、ダム工事用の道路が登山道を切断した格好になっているため、国道を200Mくらい登ったところに階段のついた登山道が整備されている。

 新緑のブナ林、泣き続けるエゾハルゼミの中を30分ほど進むと、旧登山道との分岐点に着く。一息入れて更に進むと金山沢に着く。このコースは銀名水まで見晴らしも利かずゆるいのぼりが続く。岳山の迂回路(旧道は閉鎖)を通って石沼の上部に着く。当初ここから中沼に下りて、銀名水へ登る予定であったが、中沼へのコースは大きく崩落していて降りられないため、予定を変更して真っ直ぐに進む。

 石沼を過ぎた頃よりなだらかな下りが続き突然大きな雪渓に出る。中沼コースとの分岐点である。雪渓は例年より小さい。にじんだ汗に心地よい冷気を感じる。銀名水までもう一踏ん張り。雪渓の消えた後に、リュウキンカ、水芭蕉のお花畑となっている。ムラサキヤシオ、ヨウラクツツジは終りに近い。銀名水で喉を潤し昼食。

 昼食後、避難小屋前の雪渓でキックステップによる歩行技術、ステッキの使い方、トラバースなどの講習を行い下山しました。若い頃、尿前の茶屋(バス停)から歩いて日帰りで登山をしたことを思うと、体力の衰えを痛切に感じた一日でした。  森 記

コース・タイム:一関7:00 づぶ沼8:05、8:30発 旧道分岐9:05 金山沢9:35 石沼10:30 中沼分岐11:20 銀名水11:50、12:30発 石沼13:50 金山沢14:30 づぶ沼15:30


H21.6.9

          姫神山  参加者:森ほか5人


一本杉
 何年かぶりに姫神山に登ってきました。一本杉登山口駐車場には先客の数台が木陰に駐車してあり、我われも木陰に駐車。身支度して出発。「ドオーン」という大きな響きに一瞬「雷かな」と思ったが続いてまた背中から腹にに突き抜けるような音。自衛隊の射撃訓練の音である。(以前岩手山に登った時もこのようなことがあったことを思い出す)


ザンゲ坂付近にて

四十四田ダム遠望
 当初、9人くらいの予定でしたが急用や体調不良者があって、退職者青年部のみとなった。駐車場トイレの脇を進むと芝生の広場で、スズランが栽培されているが花は終わっている。林に入ると、エゾハルゼミが大合唱で歓迎してくれる。杉林(精英樹)の登山道を進むと樹齢70年の見事な林となり、まもなく右側に1本の大木が現れる。一本杉登山道の由来となっている杉の古木である。(幹周りは大人三人かかった)その脇に清水がこんこんと湧き出ているが「飲料には適さない」と表示されている。


山頂にて

ミヤマアズマギク
 道はざんげ坂の表示がありだんだんきつくなり、杉林が終わるころより長い階段が続き登りきると5合目である。盛岡からという先客の女性2人は「今日は2時間コース」と言って休んでいた。ミズナラの雑木林の中を心地よい風に押されながら高度を上げる。ハルゼミの鳴声に合わせて「ホー、ホー」と筒鳥も囀っている。道もだんだんきつくなり、走り根や階段の連続で雑木林にダケカンバが混じってくると8合目である。ここから右にトラバース気味に行くと木々も細くなり、笹が目だって木の背丈も低くなり眺望も開けて、頂上直下の岩場である。

 岩手山は2/3位までガスに覆われている。八幡平、七時雨とかすかに見える。大きな花崗岩の上を慎重に進む。「右岩場、左土」の表示があり、岩場を進み左側に回ると小さな祠があり、その奥が一等三角点の山頂である。

 東には岩洞湖か新緑の中にコバルト色に光っている。ポツリポツリと登ってくるので広めの休憩地を確保して昼食。帰りは「土」道を下山。距離的には短いが急な下りで、直ぐに登ってきた登山道に合流する。土の登山道のため滑らないようゆっくり下山する。帰路は例により近場の温泉「ユーランド姫神」で汗を流し帰宅した。  森 記

コース・タイム:一関 7:30 滝沢・一本杉駐車場9:15 9:25発 5合目10:00 8合目10:30 頂上11:1012:05発 8合目12:30 5合目12:55 駐車場 13:30


H21.5.30

     尾瀬ヶ原(約1400m:群馬県・福島県・新潟県 尾瀬国立公園)


鳩待峠より至仏山
 前日の予報によれば、どちらも雨が混じる空模様。どちらかと言えば、土曜の30日が晴れる確率が高そうだ。カッパと笠を用意して、尾瀬ヶ原へ出かけることにする。当日、4時半起床、曇天の空の下5時少し過ぎに出発。コンビニで朝飯と、昼飯のおにぎりを調達して国道120号にのる。日光は霧雨、金精峠を抜ける頃には薄日が射してきた。


山の鼻(ビジターセンター前)
 7時半過ぎ尾瀬戸倉に着き、いつもの戸倉スキー場の駐車場を目差すが、この駐車場は戸倉地内に新しい駐車場(第一駐車場)が出来たため閉鎖されていた。仕方無しに戻り、第二駐車場(以前から有る駐車場:一日1000円)へ車を止める。すったもんだで、約15分の時間ロス。折角早く着いたのに、鳩待峠着は8時20分になってしまった。(シャトルバス・タクシー:片道900円)


ザゼンソウ
 相乗りタクシーのドア縁に頭をぶつけ、車を降りる。イデェ!!。身支度は、揃っているため山の鼻に向けてすぐに出発。靴底を擦って人間カウンター・ゲートを通過。日が射して至仏山の残雪が心地よく輝いているが、数珠繋ぎのハイカーでなかなか進まない。タクシーの運転手さんは、雨模様の予報でこれでも人出は少ないと言っていた。何とか数団体を追い越し、ノンストップで9時少し過ぎに山の鼻に到着する。


山の鼻より少し進んで振り返る
 今期最終のミズバショウ目当てだろう。休憩所は人・人・人・・で満員御礼状態。ベンチの片隅で一服して尾瀬ヶ原へ乗り出す。再びの人間カウンター、少し手前にザゼンソウが小さな二輪が鎮座するのを見つけ、さい先良いスタート。カウンターを過ぎるとすぐに見通しが開け、夏がこなくても思い出すミズバシヨウの大群落が目に飛び込んでくる。長く続く木道の先には、燧ヶ岳がドッシリと構える。振り返れば残雪を抱く至仏山が迫る。感動の光景は、やっぱり尾瀬ヶ原だ。


上田代より燧ヶ岳
 川上川の橋近くで、リュウキンカの緑と黄色が鮮やかに彩りを添える。全体にミズバショウの純白以外はまだ茶褐色だが、良く見るとヒメシャクナゲの先にピンクのつぼみが付き、濃いピンクのショウジョウバカマが点々と咲いている。タテヤマリンドウやヒメイチゲも咲き出した。上田代付近は大きな池塘の中を歩く感じで、撮影をする人で時々列の流れが止まる。休憩ポイントは常に満席状態。人々の流れに乗って上の大堀川を渡り、程なく牛首分岐に到着する。しかし、ここも満席のため、下の大堀川方面へ進む。


中田代より竜宮小屋方面
 木道脇にはミズバショウに混じり、ニッコウキスゲの新芽も結構多い。ワタスゲの花も咲き出している。7月になるのが待ち遠しい感じだ。木道もあちらこちらで修復されて、頑丈そうで歩きやすい。橋を数本渡ると程なく下の大堀川が現れ、絶景ポイントとなる。撮影順番待ちをしながら、360度の絶景を堪能する。いくらシャッターを押しても取りきれない光景に、何処で辞めるか踏ん切りがつかないままに次の人に譲る。何度も振り返りながら、竜宮方面へ足を向ける。


下の大堀川にて
 竜宮側の中田代には、小川が地面に吸い込まれ100m程離れたところで沸き出すという所がある。長い年月を経た不思議は、ツンドラ地層には良くあることかも知れない。尾瀬ヶ原の魅力の一つだ。と、突然、自然が呼び出し、力を入れて急ぎ足で竜宮小屋裏に駆け込む。もう・・撮影どころではない。何とか堪えて中に入ると、2名待ち状態。100円をチャリンと入れて断腸の思い。


大堀川のミズバショウ
 すっきりして、表に飛び出す。ヨッピへ行こうか、見晴らしへ行こうかと思いながらギョウジャニンニクの群落を眺めていると、ハイカーに押されるように沼尻川を渡っていた。ここからは、福島県だ。時間はたっぷりある、よし、行っちゃえぇぇ・・と、見晴らし十字路を目差す。次の拠水林を横断すると、見晴らしの小屋が見えてくる。燧ヶ岳と小屋群が何とも郷愁を感じるというか・・いい風景だ。茶色の草原に、新緑の山肌が何とも言い難い光景で迫る。次こそは、あの小屋の前で大休止だ・・と、重くなってきた足取りを急がす。


下田代より見晴小屋群
 木道には、人影が少なくなったきた。しばらく進むと、小さな池塘に道が阻まれて木道が左右に膨らむ。ここも、撮影ポイント。カメラを回すと草原に黄色を発見、近づくとリュウキンカの群落で更にカメラを回す。人々の賑やかな声も聞こえてくる。程なく見晴らしに到着するが、休憩ベンチは又しても満席状態。尾瀬沼方面からの団体さんだ。


新しくなった東電橋
 休憩を諦め、赤田代への分岐を目差す。振り返るとアヤメ平方目が時雨模様。5分ほどして小雨が落ちたきた。途中で笠を取り出すが数分で雨が上がり、東電小屋と赤田代分岐に到着する。やっとベンチに空きがあり、早めの昼食を取りながらしばしの休憩とする。温泉小屋泊の人や三条の滝目当ての団体さんが、ぞろぞろ通っていく。・・あっちも良いだろうなぁぁ・・と思いながら羨ましく見送る。


東電橋近くのバショウの群落
 見晴らし・東電橋への木道は、朽ち始めている。要所要所には材木が積み上げられているので、改修工事が始まるのだろう。ミネザクラの花見をしながら、只見川へ降りる。東電橋は、昨年架け替えられたばかり。今度は流されるこことはないだろう。橋を渡ると、新潟県。ミズバショウとリュウキンカの群落が迫る。熊の出没の多くなる地域だが、やっぱり群落鑑賞の方が良い。久々にミズバショウの良い香りが漂う。見事な群落に大感激。目と鼻で大自然を満喫する。


東電小屋近くのリュウキンカの群落
 林の中は木道に変わり、歩きやすく程なく東電小屋に着く。ここも、昼飯時で満席。素通りしてヨシッ掘り田代へ出る。今度は、リュウキンカの群落が迫る。カメラを回しなが少し進むと、新潟県から元の群馬県に入る。ヨッピ吊り橋が近い。再び小雨が降りだし、笠を被る。雨に煙る吊り橋を渡る頃には、ハイカーも多くなり混みだした。立ったまま一服して、直接牛首分岐を目差す。

 かなり重くなった足に気合いを入れながら黙々と進む。拠水林の中の大堀川に架かる橋を渡ると、雨も小降りとなって笠を閉じる。遠くの竜宮方面に続く木道には、切れ目無く続くハイカーの列が見える。後発組が、かなり多くなっているようだ。ニッコウキスゲの群落はこの周辺にもあるはずだが、新芽はまだ少ないようだ。7月に期待しながら牛首分岐へ急ぐ。


ヨッピ吊り橋
 牛首のベンチも満席だが、少し空きを見つけ腰を下ろす。たばこを取り出したが、風向きが悪い。3分ほど休んでたばこを戻し、休憩を諦め山の鼻を目差す。先ほど見えていたとおり、木道は終始数珠繋ぎ。カメラを殆ど回さずに山の鼻に着くが、ここも一杯でキャンプ場の炊事場で大休止をとる。足がこわばり、鳩待峠までまともに歩けるか心配だ。


ヨッピから牛首間より下の大堀川方面を望む
 10分ほど休んで小雨が降ったり止んだりの中を出発。相変わらずの数珠繋ぎ、足の調子が悪いので、のんびり続いていく。ミヤマカタバミやエンレイソウ、サンカヨウやオオバキスミレも咲いている。・・しかしのろい、意を決して木道の左側が空くとスパート。大部追い越したが、更に追い越す人もいる。年並みには勝てないのか・・と思いながら何とか数人を追い越すと、以外に足の付け根の痛みも和らぎ調子が出てきた。とは言っても最後は、やはり集団の後に続く。14時40分過ぎ、鳩待峠に到着。いつもより早すぎた。あと一時間は楽しめたはず。でも、ミズバショウに大満足の一日でした。つぎは、7月のニッコウキスゲを楽しみたいものだ。 阿部 記

コース時刻:鳩待峠8:25−9:14山の鼻−10:30竜宮十字路−11:15見晴らし十字路−11:30東電分岐11:45−12:08東電小屋−12:25ヨッピ吊り橋−13:10牛首分岐−13:46山の鼻13:54−14:43鳩待峠  


H21.5.16 櫃取湿原は「山行日記・岩手の低山へ移動しました。

H21.5.9−10

      栗駒山(須川岳・山開き)

  5月9日(土)晴れ(ルート確認)


焼石岳遠望
 山開きを明日に控え、コースの点検を兼ねて登ってきました。風も無く、日差も強い一日となりそうである。上着を脱ぎ、アンダーシャツ姿で登る。峰桜、ミネズオウが咲き始めている。名残が原の木道の雪も消え、ショウジョウバカマも咲き始めている。昭和湖の案内板もようやく出てきた。小休止して胸突坂を登りきったところで、下って来た阿部さんと会う。雪原には目印のポールが付けられていた。


鳥海山遠望
 天狗平分岐点から頂上間の道の所所に錆びた鉄筋が突き出ているに注意が必要である。(過去に、転んだときこの鉄筋に腹部を打ち、内臓損傷した登山者がいた)天狗岩を過ぎたところに雪が残っていたので、ビニール袋に雪を掻き入れそれにビールを入れて頂上へ向かう。振り向けば、大きな鳥海山、控えめに月山が両翼を広げ鎮座している。


ミネズオウ

イワナシ

コメバツガザクラ
 頂上に先客が1人「鳴子から3時間かけて須川温泉についた」と話していた。我われも早速冷えたビールで乾杯。この喉ごしは下界では味わえない清涼感と満足感を与えてくれる。焼石岳へと繋がる山肌は震災の傷後生々しくいたる所が削り落ちている。

 休憩後、笊森山荘へ下る。東栗駒分岐点付近の雪も消えてショウジョウバカマが咲き出していた。磐井川源流にはまだまだ残雪が多くセッピの崩落もこれからである。この辺は例年より残雪が多いように思う。グリセードで渡河点に降り、水を補給する。笊森山荘までの道は乾いているが、ブッシュ・小枝が泥を付けたままなので、できるだけ触れないよう進む。

 笊森山荘で2回目の乾杯。ゆっくり昼食をとり温泉へむけて出発。源流渡河点の壁をどのように登るか、吉家さんは下流部のブッシュを降りて雪渓を渡る。小生は、久しぶりに壁を直登する。軽登山靴は革靴のように蹴りが深く掛からない。ステッキの元をしっかり持って壁に射し慎重に登る。中断あたりが一番厳しい。滑ったら3mは落ちる。何とか落ちないで突破。吉家さんは(落ちるんではないかなぁと)にやにや写真を撮っている。


昭和湖サイドにて(浅沼氏提供)
 先週付けた目印は融雪で倒れたり、枝が跳ね上がったりしているのを直しながら進む。四苦八苦坂付近は、融雪で歩きにくいのと、枝先の泥で四苦八苦してゼッタ沢へ降りる。水芭蕉が4,5本芽を出したばかりである。登るときは気がつかなかったが、名残が原付近にイワナシ、中頃に白いショウジョウバカマ、タテヤマリンドウ1輪を発見。おいらん風呂付近の岩場にコメバツガザクラがさいていた。夜は、阿部亭広間で、阿部さんを交えて夕食をとり早々に就寝。

 コース・タイム:須川温泉9:10発 昭和湖10:00 分岐 10:55 頂上11:15 11:40発笊森山荘12:30 14:15発 須川温泉 16:45着

  10日、第48回須川山開き。


テープカット

山開き神事
 8時から神事の後、吉家さんから登山上の注意があり、8時30分テープカットして吉家さんを先頭に約70人が頂上目指して出発。

 今日は昨日より風もあり、薄曇でじっとしていると寒さを感じる。浅沼さんの今朝来るはずがまだ届かない。私は後部を見ながら出発。

 頂上で万歳三唱したところへNNNのヘリが飛来。みんな手を上げて歓迎のアピール。ヘリは3回ほど旋回して南へ去った。


須川岳山頂にて
 昼食を広げたところへ、浅沼さんが到着。湯沢から登ろうとしたがこちらの道路は「工事車両のみ通行可能」ということでやむなく引きかえしね十文字から須川に入った。途中工事による対面通行が多く予定を大幅に遅れてしまった。ノーストップで1時間10分で頂上に着いた。帰りは、一番最後に出発し全員無事下山したことを確認しながら下りました。 森 記
 
コース・タイム:須川温泉8:30発 昭和湖 9:15 分岐10:07 頂上10:30 11:45発温泉13:00着


H21.5.5 恵那山は「山行日記・恵那山」へ移動しました。

H21.5.2

        須川岳(栗駒山) 偵察山行(吉家、森)


お花畑より須川岳

今年も阿部さんが居ります(右)

笊森山荘は健在

腰を下ろし風景を楽しむ吉家氏(奥剣岳)

震災で崩れた大日岩

目印を付ける吉家氏

磐井川源流部
 震災後、初めて須川温泉に到着。例年ならば濡れていない駐車場所を探さなければならないが、今年は残雪も少なく車の台数も少なく広い駐車場はガラ空きでした。

 準備を整え出発しようとしたところへ、阿部さんが「昨日から入った」と言って元気な姿で近づいてきて久しぶりの再開を喜び合いました。阿部さんから地震のときの様子・災害の状況を聞きながら先日降った新雪を踏みしめながらゆっくり歩き始める。風も無く、日差しが強いのでまもなく汗がにじみ出てきた。飛行機雲が少し残るようでしたが雨の心配はなさそうだ。名残が原は1/3程度木道が出ていましたが、花らしきものはひとつも見当たりません。

 昭和湖の案内板は完全に雪に埋もれていて、昭和湖も雪で輪郭だけ確認できるだけでした。一汗吹いて上着を脱ぎ、出発。例年目印のポールが登山道なりに立てられていたが、今年は一本もたっていませんでした。三途の川に入り込まないよう目印を付ける。天狗岩の上部に繋がる雪渓は、繋がっていないと言うことで夏道を分岐点経由で登ることにする。分岐点への入り口付近に目印を付ける。
 
 後から3人ほど登ってくるのが見える。分岐点で休憩中に、水沢から来たという若い男性が追い越してゆく。頂上の祠の扉が無く雪が一杯詰まっている。まもなく中高年の夫婦が到着。我われはここで阿部さんと別れて、笊森山荘へ下る。東栗駒分岐点へほぼ一直線である。例年スキーヤーでにぎわっているのに、今年は一人も居ない。スキーを楽しんだ後も見られない。分岐点に印をつけ磐井川源流へと下る。この辺は例年より積雪が多く感じられる。源流上部のセッピの崩落も無い。源流渡河点の下部に回り瑞山道路に取り付く。


山頂の森氏
 笊森山荘の周りの雪は消えて、ドアも軽く開く。昼食後、鎧戸を外し、床下に保管して出発。産沼付近、三途の川からゼッタ沢間の雪面に目印を多めにを立てながら予定通り温泉へ到着。温泉は、露天風呂と、霊泉のみ営業しており、事務室にあいさつし霊泉へ。宿泊客が少ないためか、温泉と言うよ「お湯」と言った感じの熱さで、日焼けのせいもありゆぅっくり時間をかけて何とか首まで沈むことができました。  森 記

コース・タイム:須川温泉8:50 昭和湖9:30 分岐点 10:25 頂上10:50 11:05発笊森山荘11:50 昼食 13:05発 須川温泉 14:40 


H21.5.2

        月山 (1287m:日光市 旧栗山村・藤原町)

 今年は季節の進行が例年より一週間ほど早くなっていたが、まだアカヤシオを拝めるような気がして、何時も連休の初めに行っている月山を目差した。鬼怒川温泉を経由して約2時間、栗山ダムの駐車場へ急ぐ。快晴の中、新緑が心地よく目にしみる。川治ダム測道を登ると、山桜が満開になっている。この分だと、まだアカヤシオが期待できると先を急ぐ。

 10時、ほぼ満車の栗山ダム下の駐車場に着く。身支度を整えて、早速バーベキュー広場を目差しして出発する。女峰山方面は気温が高くなっているせいか少し霞んでいるが、唐松の新芽の緑とのコントラストが心地よい。車道を約15分進むと、登り口のあるバーベキュー広場だ。すぐ上のヤシオは案の定、散りかけているが、まだまだピンクが山肌に散らばっている。期待しながら広場を横切り、南側の尾根を目差して登りに取り付く。

 登山道は、にわかに踏み後が出来た様な不明瞭なものだが、要所要所に目印が付けられ迷うことはない。早速、アカヤシオの大木がピンクの花を目一杯付けて歓迎してくれる。結構傾斜はきついが、立ち止まってビデオを回すと休憩代わりになり疲労は感じない。静かで良いコースと思っていたら早立ち組が次々と降りてきて、すれ違いも大変になってきた。尾根に近づくと見頃の花が増えてジックリとアカヤシオを堪能すが、昨年より花が少ないようで少しガッカリする。


月山 山頂
 急ぐわけでもないし、のんびりと進むとやがて尾根筋に出る。咲き出したばかりか、濃いピンクのヤシオ郡に感激。すれ違うハイカーも益々多くなり撮影も大変になってきた。傾斜は緩くなり、今市ダム湖や下方の新緑を眺めながら心地よい風にあたる。振り返れば、尾根に続くヤシオのピンクと遙か彼方に聳える女峰山とのコントラストが目にしみる。良い・・最高の光景だ。

 尾根の中間部で小休止を取り、更に進むと小さな岩場が現れ岩を巻くように登ると程なく月山山頂に出る。混み合う中、少し撮影をして山頂を後にする。付近のヤシオはつぼみの物も多く、後一週間は見られる様子だ。痩せた尾根を下り気味に進むと、鬼怒川側が見通せる場所に小さな一本松が現れ、ここで小休止を取る。高原山や霞んで那須連山も見えて、一服しながら景色を堪能する。

 遅い出発でも、時間はたっぷりある。のんびり下りに取り付き、のんびりヤシオ郡を堪能する。小さな鞍部で栗山ダムとの分岐となるが、今回はバーベキュー広場への中間コースを下ることにする。先ほど通った尾根の山肌のピンクが、なかなか良く見える。少し下ったところで、腰を下ろして景色を楽しみながら昼食を取る。遠くに見えるダム下の駐車場は車が減っているようだ。昼食中に下っていくハイカーも少なくなったよう。小鳥の声を聞きながら、コンビニおにぎりをじっくり味わう。

 昼食を終えて、ゆっくり下ると針葉樹の大木が目立ち始める。この辺りから少しきつい下りに変わり、足下を確認しながら慎重にくだる。大分前に追い越された5−6人のパーティに追いつき後に続くが、ヤシオ鑑賞でなかなか進まない。しばらく、パーティの話し声を楽しみながら一緒に下る。なかなかUジ・コウジのような栃木弁が出ず、少しガッカリ。

 しばし下ると尾根筋もやや平坦になり、パーティはヤシオをバックに記念撮影をする様子。ごめんね・ごめんねぇぇぇ・・と、追い越し程なくバーベキュー広場に出る。今年は、花の時期が早かったせいで、来るタイミングが悪かったようだ。70点かなぁぁ・・、やや満足して駐車場に戻る。

 帰りは、ドライブ気分。日蔭地区で小猿とにらめっこ、大笹牧場で山羊と戯れる子供達とにらめっこ。渋滞を避けるように、日光から小さな峠を登り小来川、再び小峠を越えて鹿沼の郊外経由で遠回りして戻る。新緑のドライブも、なかなか良かった。・・でも、田植え中のみなさんを目にして、来週の我の姿を思い浮かべ少し気が焦ってくる。 阿部 記

コース時刻:栗山下駐車場10:12−10:27バーベキュー広場−10:52南尾根中間11:00−11:26山頂−11:32小一本松11:38−11:51中尾根中間部12:05−12:33バーベキュー広場12:35−12:48駐車場  


H21.4.11 八方山は「岩手の低山」へいどうしました。

H21.4.11 半月山−社山は「山行日記・社山へ移動しました。

H21.3.29

         象の鼻・横根山(1368m:栃木県鹿沼市、旧粟野町)


急登も終わる、明るい雑木林
 前日は藪用で遠出は出来ず、しだれ桜の様子見で終わった。29日も朝から快晴で、8時半をまわってしまったが、近場の鳴蟲山(鹿沼市郊外)で脂肪を燃やそうと出かける。いつものように古峯神社への道をたどるが、鳴蟲山入り口の橋が工事のため無くなっている。あれぇぇ・・仕方ない、古峰原に行こうかと迷いながら古峯神社へ向かう。しかし、また神社前で気が変わり横根山へ進路変更。登山口のある、日瓢鉱山事務所付近に着いたのは10時少し前だった。

 登山口より少し車を進めると広場があり、そこに駐車して身支度を整える。誰もいない。少し下り10時少し過ぎ、山道に取り付く。でかい岩がゴロゴロ転がる沢の右側斜面に道が付いている。安定した土のみちだが、程なく岩だらけの道に変わり慎重に高度を稼ぐ。沢は岩の下となり、時折水の流れが聞こえるだけ。約15分程で黄色い看板が現れ、そこから左側の尾根へと進路が変わる。


凍る五段の滝
 唐松林に続く道は、ジグザグに折れ曲がり結構きつい傾斜が続く。あまり歩いた跡もなく、ふかふかした道は滑りそうだ。途中、数カ所にやや大きい岩が現れ、丸太を組んだ小さな橋も出てくる。約30分ごとに小休止を入れて、ぐんぐん高度を稼ぐ。やがて傾斜が緩くなると、五段の滝が現れる。小さな滝だが、氷が付いて少しは見応えがある。残雪は少なく、木道の雪は、帰りには融けていた。


井戸湿原
 滝からすぐに井戸湿原の一角となる。鹿除けの柵のドアを開けて湿原側にはいる。程なく、横根山や象の鼻への分岐が現れる。少し休んで象の鼻へ進路を取る。なだらかな道の付く背の高い雑木林は、陽射しが通り快適に進む。少々の残雪を踏みながら、緩く高度を稼いで分岐を2カ所ほど通過すると急に視界が開け象の鼻と言われる展望台に着く。

 砂利を敷いた広場の一角には大きな東屋があるが、前日光牧場越しに日光連山や袈裟丸連山が広大に広がる。山岳部は空気が澄んでなかなかの絶景である。赤城山方面から関東平野方面は霞が強く、麓の町並みがわずかに覗いていた。風は弱いが、結構冷たい。短時間で昼食を取って、井戸湿原へ向けて下る。


井戸湿原入口のマンサク

象の鼻より日光連山
 20分弱で湿原に戻り、マンサクの花を確認して来た道を戻る。鹿除けのゲートは計4回通過するが、最後の鹿除けゲート手前で、二人連れの登山者とすれちがう。蝶結びのナイロン紐は解けやすいので、ぎっちり結んでゲートを出る。先ほどの二人連れ、結び目が外側なので開けるのに苦労するかもしれない。

 冬枯れの明るい雑木林を、小鳥の声を聞きながら快適に下る。尾根の側面に続く道は、風も弱まり結構暖かい。フカフカの急傾斜を慎重に下り、やがて大岩の沢に着く。登山道は程なく終わった。優柔不断の気ままな山歩き。もう少し計画性を持ってのぞもうと反省しながら帰路に就く。  阿部 記

コース時刻:登山口10:05−10:18黄色の看板(沢からの分岐)−11:23井戸湿原核心部分岐11:30−11:51象の鼻12:10−12:28井戸湿原核心部分岐12:40−13:13黄色の看板13:18−13:29登山口


H21.3.21 那須・三本槍岳は「山行日記・那須岳」へいどうしました。

H21.3.15

       三峰山(605m 栃木市・一部鹿沼市:旧粟野町


倶利伽羅不動尊
 15日快晴、先週パッキングしたザックを担ぎ、車を西に向けて走らせる。御嶽山神社駐車場には、車が6台ほど止めてある。山登りとしては遅い時間だが、意外に少なく静かな山歩きしなりそうだ。それでも他県ナンバーが殆どで、三峰山の知名度は高いようだ。

 コースは何時も通り、右回りを選び本峰の三峰を目差して歩き出す。杉林に囲まれた古い車道を20分ほど黙々と進み、道が途切れると登山口が現れる。一時的に杉林が途切れて、日が射し込み少し暑い。軽く休んで山道に取り付く。再び杉林に続く、ややきつい傾斜となり歩巾をチェンジしてじっくり高度を稼ぐ。ここまで、春を感じさせるような草木はまだ無い。極小さな沢をまたぐと、程なく梯子場が現れ浅間大神の鍾乳洞に着く。


三峰山 山頂
 数分休んで、更に進む。前日の雨のせいで杉林の道は滑りやすく、靴を汚さないよう慎重に高度を稼ぐ。息も上がりここが正念場、運動不足に耐えてなんとか倶利伽羅不動尊に到着する。大きな岩峰の根本にポッカリと穴があき、小さな祠が祀ってある。山全体が信仰の対象となり、至る所に同じ様な祠がある。軽く手を合わせ小休止。

 一服後、不動尊の左側を巻いて尾根に出る。ここまで登るとさほどきつい登りはなく、T字路を左に進み緩い登りに取り付く。5分ほど登るとやや平坦な道に変わり、程なく三峰山山頂に着く。祠の周りは視界が効かない。少し石灰岩採掘場側に進むと、大展望が開ける。今日は、以外に見通しが良い。富士山から八ヶ岳に浅間山と赤城山・・日光連山は手が届きそうに見える。しばし展望を満喫して、先ほどのT字路へと戻る。


          浅間山                           赤城山
 T字路の鞍部からは、尾根に続くややきつい登りとなり第二峰へと続く。道は杉林から背の高い雑木林に変わり、第二峰の権現山となる。冬枯れの木の間から、男体山や女峰山も見え隠れしている。奥の院方面から来る数人とすれ違いながら、次のピークを目差し下り気味に尾根を進む。石灰岩のゴツゴツした道を慎重に下り、更なる登りと・・結構凹凸があり楽しい道だ。いつものカタクリは、まだ1枚の小さな葉っぱで花芽はない。三っ目のピークを巻いて休もうかと思うが、ベンチ代わりを見逃し、のんびり歩くことにする。


奥の院
 小枝をすり抜けた陽射しは強く、結構汗ばんでくる。やがて雑木林から、檜林に変わり冷たい風が火照った体を心地よく冷やしてくれる。やや平坦になった道を快適にすすむ。やがて檜林から雑木林に変わり、御嶽神社へ続く分岐が現れる。ここから少し下ると奥の院の建つ最後のピークに着く。


三峰山頂を望む
 奥の院では、白装束の老人が4名がお参り中。祠に向かい軽く頭を下げて側の岩に腰掛け、昼食を取る。ご一行様が帰ると、単独行の老人がやって来た。千葉の柏から電車とバスを乗り継ぎ来たとのこと。「毎日1時間半ほど歩いているが、もう足が弱って大変です・・」と言う。もう80歳前後か、元気が良くたいしたものだ。しばし談笑して下りに取り付く。

 少し登って先ほどの分岐から杉林の中をぐんぐん降りる。御嶽大臣岩戸付近まで降りると、白装束のご一行様が居た。道を譲られ不規則に積まれた石段を慎重に下る。何時か転んだ所を過ぎると、清滝不動。わき水を飲んで小さな滝を眺め、少し下ると程なく御嶽山神社となる。境内のニリンソウが咲き出したばかりたが、しだれ桜?か梅か?濃いピンクの花が素晴らしい。木の枝は円弧を描き、しだれ桜のように垂れ下がって満開の花を付けている。しばし眺めて、車に戻る。


しだれ桜の様な木、でも梅か?
 星野のセツブンソウは完全に終わっていたが、梅や紅梅はまだ見られる。付近の桜は、来週には咲き出すだろう。出流(いずる)蕎麦も食べたかったが、混んでいるだろうと諦め、スーパーで買い出しして自宅に戻る。少しは春を感じた、心地よい足慣らしでした。 阿部 記

コース時刻:御嶽神社駐車場9:05−9:24車道末端9:30−10:02倶利伽羅不動尊10:09−10:26三峰山頂10:37−11:01権現山11:07−11:44奥の院12:05−12:36普寛堂12:40−13:03御嶽山神社駐車場


H21.3.1 東根山は「山行日記・岩手の低山」へ移動しました。

H21.2.8 尾出山は「山行日記・栃木の低山」へ移動しました。

H21.2.7 古賀志山は「山行日記・古賀志山」へ移動しました。

H21.1.17

          種山(物見山)(870.59m:岩手県気仙郡住田町世田米)


唐松林の直線登山道
 新雪が降った後の種山高原に久しぶりにスノーシューで遊ぼうと摺沢をゆっくりの時間に出かけた。道中も路面は白くて、ゆっくり慎重に走行する。いつもの遊林ランドの駐車場は、相変わらず登山者が居ない。今日は比較的暖かな気温だったので、除雪不十分な登山者用の駐車場に駐車して山の仕度を整える。


雪で枝がしなる林
 積雪は登り口で50〜60cm程度だが、雪が柔らかくて坪足では到底歩けない。スノーシューでもバージンスノーを歩くため、下がアスファルトの遊歩道も予想以上に沈む。しかしそこは文明の利器、スノーシューは浮力十分で流石と感動するものの、一歩一歩に負荷が掛かって運動不足の身体にはかなりきつい。フリューベルの広場までの一直線の登りが特にきつく、ここで息切れしてしまった。所要は約35分だった。


残丘と霧氷
 フリュ−ベルの広場から傾斜は緩くなって唐松林の一直線に採られたルートを歩くが、そこには兎の足跡が沢山あり今朝の縦横に遊びまわった痕跡がしっかり残されている。眩しい日差しを背に受けて白銀の世界を、兎の足跡を楽しみながら呼吸を整えつつゆっくり登っていく。いつの間にか晴れていた空が厚い雲に覆われてしまい、無風状態の樹林帯が随分暗くなってきた。


山頂部の岩と標柱
 雨量計観測所に通じる車道を横切り、ツツジの生い茂る低潅木帯になると急に風が強くなってきた。種山高原の吹きっ晒しの風は冷たく、「風の又三郎」も凍てついてしまいそうだ。明るかった空も鉛色に変わり、しかもガスも出て俄かに冬山の様相になってきた。

 今日はのんびりと残丘(モナドノックス)の写真などを撮ろうと思って登って来たが、霧氷の付着した小枝が風に震えて定まらずシャッターを押すチャンスが無い。結局納得するような写真も撮れず、ガスでぼんやりした山頂の一角をカメラに収めて、早々に山頂部を辞して往路を引き返した。 沖 記

コースタイム:摺沢9:40==(32Km)==10:35種山登山口(遊林ランド)10:50---12:25種山山頂12:35---13:40遊林ランド(入浴@500円)14:20===15:10摺沢


H21.1.25

        大平山・晃石山高台散歩(341m・419m 栃木)


あじさい坂
 ガッチリ冷え込んだ日は、空気が澄んで会社からでも富士山が良く見える。25日も良く冷え込み、車には霜がビッシリと貼り付いている。んじゃあぁぁ・・更に小高いところから富士を眺めてみっかぁぁ・・と言うことで、散歩兼メタボ対策のため大平山方面に車を走らせる。

 9時、大平山・あじさい坂登り口に車を置おく。気温は約7度で少し寒気がするが、快晴の空に誘われたのか駐車場は結構混み合っている。スニーカーを履きVTRカメラを肩に掛けて350mlのお茶を持っただけの軽装備で、大平神社に向けて歩き出す。

 久々に傾斜に取り付くが、以外と足取りは軽い。しかし、心肺機能が老化に向かっているようで程なく息が上がる。何とか休みを取らずに大きな山門のある車道に出る。更に真っ直ぐ石段を登れば大平山神社となるが、見晴らしの良い謙信平へと進路を取る。日蔭からやっと日が射す道に変わり、茶店が現れると程なく謙信平へ着く。春には桜の花見客で賑わうが、自転車のトレーニング中の若者が数人居るだけでひっそりしている。早速、展望やぐらへ駆け上がる。


富士山は何度見てもいいなぁぁぁ
 茨城から東京方面は低く薄雲が沸いているが、富士山はスッキリと見えている。果てしなく続く家並が、始まった土手の草焼きの煙で少し霞んでいる。この日は、大宮の高層ビルがやっと見えていた。しかしながら相変わらずの大絶景である。しばし、景色を満喫して大平山神社に進む。・・・やっぱり、富士は良いなぁぁ・・などと思いながら10分程進むと神社に出る。乳飲み子を抱えた若夫婦や、山歩きの格好をした中高年で賑わっている。我も、厳かに頭を垂れて大平山山頂へ向かう。

 途中に展望の利く所が一カ所あり、栃木の町並みを眺めて浅間神社のある山頂を踏む。冬枯れの木々の合間から、日光連山や赤城山が見えている。スポット的に木を伐採してくれると有り難い・・などと思いながら晃石山へ向けて下る。以外と歩きづらい下りは、程なく平坦となり車道を横切る。マイクロ波の中継所の一つはパラボラが無くなっている。間もなく廃止されるのだろう。


晃石山(てるいしやま)山頂
 マイクロ中継所下の鞍部を過ぎると、再び登りが始まる。休んでいる人、すれ違う人も多くなり、このコースの人気の高さを感じる。殆どが年上の人々のよう・・女性が目立つが、皆さん元気が良いようだ。重装備のパーティーも居て、岩舟方面まで縦走するのだろう。しばらくややきつい登りが続くが、パラグライダーの飛び出し所を過ぎると晃石山はすぐ近くとなる。

 最後の鞍部から、少し登ると立派な祠の建つ晃石山へ出る。富士方面と日光方面が良く見えるよう、灌木が一部刈り払われている。山頂には、数人の小学生も休んでいて賑わっている。山頂から日光連山は勿論、富士山や秩父山塊の奥に八ヶ岳も見えている。木々が少し邪魔になるが、浅間山も赤城山も確認出来た。もう少し枝を払うと、低山ながら大絶景が堪能できる所である。


晃石山頂より、日光・白根山(左奥)と日光連山 手前中央左は三峰山
 山頂で15分程景色を堪能して、来た道を引き返す。相変わらずの好天、少し汗ばんだ体に冷たい風が心地よい。最後に、筑波山や加波山のと関東北西部の平野を堪能して心も軽やかに下る。謙信平までの車道を歩いていると、晃石山上空にパラグライダーが二つ、気持ちよさそうに舞っていた。 心地よい足慣らしに満足して帰途に就く。約2時間半の高台散歩となった。 阿部 記


H21.1.11 千部ヶ岳は「山行日記・栃木の低山」へ移動しました。