市長給与減額も、あまりにも低額

この程度の減額で本当に良いのか、今の厳しい時代に即応しているのか疑問でなりません。

平成16年3月3日定例会初日、市長(三役)給与の減額について提案がありました。
提案内容は次のとおりです。
  市長は   月額877,000円を867,000円に 1.14%減 ▲10,000円 年額▲120,000円 
  助役は   月額709,000円を701,000円に 1.13%減 ▲ 8,000円 年額▲ 96,000円
  収入役は 月額660,000円を653,000円に 1.06%減 ▲ 7,000円 年額▲ 84,000円
     期末手当は減額の対象としないものです。
     これによって年額300,000円の経費が軽減されます。

 市長は
 「厳しさを増す自治体経営環境に鑑み、責任者として一層身を引き締め、その任に当たる者としての決意と姿勢を示したい」と減額理由を述べています。
 また「行財政改革の一環ではない」、人事院勧告・他市の状況に留意し適切な改訂に努めるとも述べています。

 では、市長の目指す真意は何なのでしょうか。
  市長の決意や姿勢は、市民や市職員が納得し理解を示すものでなければなりませんし、また将来に向かった目標 でなければなりません。

反対の討論を行いましたので原文を掲載いたします。

 私は、一関市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論に参加するものであります。

 本条例は、市長・助役・収入役の月額給与を次の通り減額しようとするものであります。市長にあっては月額給与877,000円を10,000円減額し867,000円に助役にあっては月額給与709,000円を8,000円減額し701,000円に収入役にあっては月額給与660,000円を7,000円減額し653,000円にし、市長・助役・収入役の三役給与を年額合計300,000円縮小しようとするものです。またこの減額は、期末手当を対象外とし、平成16年4月1日から1年間という期間限定のものであります。

市長は減額理由を
厳しさを増す自治体経営環境に鑑み、責任者として一層身を引き締め、その任に当たる者としての決意と姿勢を示したい」と述べています。
また、決算審査総務分科会では、昨年11月の給与減額とは全く別の視点に立ち、予算編成等等に向け、三役自らが1年間給与月額を減額し、厳しい自治体経営環境に鑑み等々の当局答弁がなされました。

昨年11月の提案理由は、現下の経済情勢にかんがみでありました。
このたびの減額は何を目指そうとしているのか、市長の真意が理解できません。
この程度の減額で本当に良いのか、今の厳しい時代に即応しているのか疑問でなりません。

 県内12市のうち多くの市長は、厳しい財政状況勘案し▲10%前後の給与削減を行っています。平成16年3月議会で改訂された事例を申し上げますと、 盛岡市はマイナス10%北上市はマイナス 5%、江刺市はマイナス 2%水沢市はマイナス10%釜石市はマイナス17%、宮古市はマイナス10%であります。

議員報酬減額でも述べましたが一関市は、平成16年度一般会計予算245億8226万円のなかで約7億5千万円の歳入つまり収入の不足が生じました。まさに市の財政は危機的状況にあるわけです。そんななか、市長は市民に応益負担を求め、また補助金の削減などを示し、住民に負担を強いる姿勢を明確にしたわけです。

 このような状況下では、市長給与削減など自らが率先してその範を示し取り組まなければならないものと考えます。この度の市長の姿勢は今後の行財政改革にマイナスの影響を与えるのではと危惧いたします。民間の発想で公共の様々なことに変革を求めていことに黄色信号がともったとも言えます。

 市長の決意や姿勢は、市民や市職員が納得し理解を示すものでなければなりませんし、また将来に向かった目標でなければなりません。
市長が目指すものは何なのでしょうか?

難局の時代を市民と一緒になって乗り切り、新たな明るい一関市を創るためこの度の条例制定は否決していただき、今後早い時期に明快な理念に基づき10%を越える給与の減額を行う条例を議決して頂きたいものと考えます。

以上により、この度の条例制定に反対をいたすものであります。

新たな時代を切り開くため議員皆様の奮起を期待し反対討論といたします。
ご静聴有り難う御座いました。

平成16年4月1日からの市長月額給与
月額給与千円 改訂時期/減額率%
 盛岡市 1,080   16/3 ▲10%
 北上市 877   16/3 ▲ 5%
 一関市 867   16/3 ▲ 1.14%
 江刺市 865   16/3 ▲ 2.0%
 久慈市 845   15/12▲ 5.1%
 大船渡市 816   15/12
 水沢市 806   16/3 ▲10%
 花巻市 801   15/11▲10%
 二戸市 774   15/4 ▲ 5.0%
 釜石市 707   15/7 ▲17%
 宮古市 696   16/3 ▲10%
 陸前高田市 656   15/4 ▲20%

 

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