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自然のことわりの声を聞いて思いを尽くされた松生利直さん、草や木や石と響きあう新たな造形の世界に足を踏み入れようとした渡辺明さん、そのお心に動かされて風聞園を開園させていただきました。
春にヤマシャクヤクが、夏にフシグロセンノウ、秋にワレモコウ、雪の帽子を被る冬の石と、風の響きを時に結んで花々が外山の里に風聞園を形づくります。
建物は藤沢町塒ヶ森の及川家(明治六年築)の古材を用い、平成元年の棟上げから平成十七年の二階ギャラリー完成まで、家具(テーブル・サイドボードを除く)建具の一切を含めて、大東町興田の佐藤七郎さんを棟梁にその仲間の大工さんによる制作です。庭園は落葉広葉樹林の植生に呼応するように焼ヶ石岳の青岩ノッコシを想い起こし、みかげ石を千厩町から運んでいただき、前沢町山下瓦の瓦窯のレンガを千田正洋さんから寄贈していただき敷きつめ、及川近信さんの指導のもと築造されました。
風聞園がこれらの方々をはじめ、外山山神の方々、友人の重村雄三さん、家族、草や木や岩を含めて縁あるもの結び目に現れ形をなしたこと、また縁なきはるか彼方から光りが風が形なく色なく音なくそそがれふかれているかのように聞こえ思われること、有難く感謝するしだいです。| 風聞園 |