牛形山  (焼石連峰) 


H23.10.29
    牛形山−鷲ヶ森山−丸子峠     参加者:森、吉家、阿部

 週はじめ、いつものメンバーから声がかかった。そうなると、まとまるのは早く、牛形山方面に行くことになった。29日、前回のように森宅を経由して吉家宅を6時に出発する。高速道を利用することになり、ICに乗る前のコンビニで少々の食料を調達し北上西ICへ向けて進む。


夏油温泉
 朝霧も消えて晴天の青空、入畑から夏油温泉へと快適に進む。沿道の紅葉は丁度見頃、狭い道で対向車に注意しながら数十年ぶりの道を堪能しながら進む。7時20分さすがに早く、夏油温泉に着いてしまった。駐車場では数組の登山者が身支度を整えている。声をかけながら河屋に進み、置く物をしっかりと降ろして身支度を整える。

 入山届けに記入して7:38登山開始。見頃の紅葉の中を、黙々と高度を稼ぐ。10分程進むと旧林道を横切り、石灰華などへの分岐もある。昔の記憶も定かではないが、結構道が変わっている気がする。二回目の林道が現れるころ、暑さが増して一肌脱ぐことにした。


温泉上部旧林道付近にて
 出発から約30分で尾根筋に出るが、何だか今日は体が重い。息が上がり、足腰が少しギシギシ言い出した。ペースが早いわけではない。運動不足が祟っているようだ。ともあれ、木の間からは経塚山や縦走予定の鷲ヶ森方面が良く見えて気持ちも高まる。ペースを落として貰い2回ほどの大休止後、牛形下のガレ場等をトラバース気味に進むと間もなく牛形山への分岐となる。

 分岐で少し休み、ザックを置いて牛形山頂に向かう。木道が切れると、山頂から続く尾根への急傾斜が現れる。滑りやすそうな土と小石が混じる斜面には、ロープが下げてあり結構頼りになる。登りより下りが大変、と思いながら何とか登りきる。尾根に出ると、ほぼ山頂に立ったような景観が迫る。しかし、夏油温泉側が見えず、やっぱり山頂に進まねばならない。さほどの高度差はないのだが、大きめの岩が不規則に現れて歩きづらくペースが上がらない。


牛形山分岐にて
 10:32牛形山山頂に到着する。吉家さんのいつものペースより遅いようだが、ほぼ地図のコースタイムと同じくらいで来た。と自己満足しながら、ばてた体を癒しいやし景色を堪能する。一通りビデオに収めるが、再び座り込んだ後は立ち上がるのが大変だ。先を急ぐので、早々に夏油温泉や各峰峰を確認して山頂を後にする。

 尾根からの下り、さすがにロープ無しでは辛い。この先々、似たような登り下りに悩ませられそうだ。不安を抱えながらデポした荷物を回収して、鷲ヶ森方面への縦走路にはいる。分岐から先は登山者も少ない様子、周りの刈り払いもなく足下が良く見えない所も多い。ウシロ沢源流部の草付きには木道が敷かれているが、濡れている場合には特に注意して歩きたい。


牛形山
 道は次のピークである白っ子森下までアップダウンは少ないが、ダケカンバが覆い被さり頭上注意と足下注意の連続となる。途中で大量の糞を発見、数日前の熊の糞かも知れない。とりあえず、元気の良い二人が大声を上げながら藪化した道を進む。やがて見通しの良い丘状のピークに出る。そこから見ると、白っ子森の下からは結構きつそうな斜面が続いている。昼飯にしようと思っていたら、白っ子森に登ってからと決まった。疲労もピーク、久しぶりに難儀をしながら這い蹲るように山頂に出る。


牛形山 山頂
 白っ子森山頂には、小さな地蔵さんが二体鎮座している。心の中で手を合わせ、その前で昼食タイムとする。水分吸収の良い飲料水と糖分補給に吉家さんからの団子三兄弟、梅干しおにぎりで腹ごしらえ。頭のモヤモヤは無くなったが、膝・腰はそれほど回復の実感はない。ジックリと足腰を伸ばしながら休憩を取る。


白っ子森、鷲ヶ森山遠望
 白っ子森で40分も休んでしまった。重い腰を上げると、すぐに急傾斜の下りとなる。笹の茎や小枝に掴まりながら慎重に下るが、アザミの仲間などがドライ・フラワー状に硬くなり手足を擦って痛い。ストックも役に立つが、場合によっては邪魔になるときもある。所によりロープが張られ結構役に立った。足下の急傾斜は相変わらず落ち葉などで見えず、地肌か小石混じりか小枝混じりか足の裏の感触を感じながら進もうとするが、急傾斜に体が押されてそれどころではない。20分ほど急傾斜に揉まれると、なだらかな灌木帯にはいった。


牛形山、白っ子森を振り返る
 笹と背の低いダケカンバで見通しが聞かない。昼食後は熊除けの笛やスズを吊り下げて進むが、藪の中では自然と笛の音も高くなる。数回のアップダウンを繰り返すと、盆栽のようなオオシラビソが道の真ん中に現れる。背丈は2mほどだが、太い幹と低く太い枝が行く手を阻む。這い蹲ってシラビソを通過、すぐに鷲ヶ森山の山頂に出る。見晴らしの利く最後のピークとなるので、ジックリと景色を堪能する。ここにも遭難者の供養に祀られた地蔵さんがあり、そこから見える湯田側の廃鉱跡を懐かしく望む。そこで、茸取りをした若い頃を思い出す。


シラビソを潜る
 鷲ヶ森山を過ぎると、それほど大きなピークは無い。従走路は終盤だが、やはり小さな登りでも結構疲れる。丸子峠に向かって小さなアップダウンを繰り返すが、傾斜は結構きつく両手も使いながら慎重に慎重に足を運ぶ。途中、旧地図上の丸子峠、少し手前でムキダケを発見。吉家さんは、おみやげと言わんばかりに袋に詰めている。


丸子峠の下部
 程なく尾根筋の最低鞍部、地図上の丸子峠をGPSで確認するが、吉家さんの言うとおりで実際の峠分岐は一旦ピークを登ってから、少し下ったところにある。某社等の地図表示では938m付近で十字路となっている。しかし、湯田側から合流する所は其処でよいようだが、夏油側に下る分岐は938m地点ではなくもう一つのピークを越えた約980m地点なのだ。国土地理院HP地図2010年版では、十字路ではなく各々T字路となっている。分岐に標識があるので、そこまで頑張ってピークを越しましょう。


キャンプ場が近い
 丸子峠分岐約980m、ここから標高差約400mの下りだ。膝・腰の疲労もピークでタイムオーバー気味み。しかし、良いところで再びムキダケを発見する。茸取りをして休む時間を貰い、人息継いで慎重にゆっくり下る。下山道は地肌むき出しで、滑りやすい道が続く。比較的なだらかだが、数カ所に急傾斜がある。今の季節は、落ち葉に埋もれ地面が見えない。小石や木片が隠れているので十分注意しよう。

 紅葉の撮影や茸取りをしながら、約1時間かけてキャンプ場・車道に出る。足腰は何とか持ちこたえた。車道を戻ること約15分、夏油温泉に到着。久々に8時間以上歩いてしまった。今回の逆コースは、絶対にたどりたくないと言う感じだった。帰りは、途中にある入ったことのない、入畑の湯に浸かり疲れを癒した。  阿部 記

コース時刻:夏油温泉7:38−7:50二つ目林道7:53−8:38牛形約2.3km前8:46−9:22ガレバ下付近9:35−10:06牛形分岐10:13−10:32牛形山10:45−11:00分岐11:07−11:50白子森12:30−13:13鷲ヶ森山13:32−14:36丸子峠14:50−15:52キャンプ場・車道15:55−16:09夏油温泉   車:一関6:00−7:20夏油温泉(高速道利用)  


H22.9.30

  牛形山(1339.8m)〜鷲ヶ森(1207m)〜丸子峠(970m)縦走  山行・報告:吉家


牛形山 山頂にて
 前の職場の退職者会と中高年部の交流会で花巻市大沢温泉に宿泊し、朝食のバイキングをタッパに詰め7時25分旅館を出発する。

 夏油温泉8時40分到着、元湯夏油でキノコ情報を聞くが早くてダメらしい。 9時登山開始。8時に1名登っているようだ。キノコをあきらめ気楽に登り始めると石灰化ドームの分岐が分からずにいる老夫婦に教え、経塚・牛形分岐9時11分通過さらに緩やかな登りを行き標識二ヶ所を9:32と9:43通過しガレ場手前10時22分休憩(前日の焼酎が全て汗になる)ミヤマダイモンジソウやアキノキリンソウ、ホソバトリカブトなどを見ながらガレ場を10時42分通過する。


白っこ森地蔵さん
 牛形・鷲ヶ森分岐10時57分、まだリュウキンカが一輪咲いている。牛形の肩までのザレた登山道は新旧ロープがダブルで設置されている。あまり頼りにしないで一気に登り牛形山頂に11:15到着。山頂には2名の方が休憩中、しばし休憩し11時37分、丸子峠に向かう。


鷲ヶ森分岐
 牛形・鷲ヶ森分岐11時53分通過、途中で枝の切り株にシコタマ左目頭を打ち付け、先行き不安を感じながら出血もないが少々視力低下グライなので気を取り直し進む。登山道は木道は少々痛んでいるが刈り払いされて迷う事はない。ミヤマシャンジャン、トモエシオガマ等が少しだけ咲いている。

 紅葉はまだ早いがウシロ沢を右手眼下に見ながら稜線を行くと12時18分お地蔵さんの鎮座する白っこ森に到着。少々空腹感を感じてきたのでオニギリ1個を食べ12時35分出発。山頂から急な下りとなり滑りやすいが所々に細引きロープが設置してあり不安定な足場ながら幾分安心して高低差100mほどを一気に下りブナ林の鞍部に着く。さらに高低差90m登ると樹齢200年位のオッコの木(イチイの木)1本あり登山道をトンネル状になっており、実を食べてから這うようにして通過し鷲ヶ森山頂の分岐にでる。2m程の所に山頂の標識有り写真を撮り、丸子峠に向かう。


鷲ヶ森 山頂
 情報では、ここから刈り払いされてないという事だが意外とルートはハッキリしていて迷うことはない。やや急な下りと緩い下りの繰り返しを地図の丸子峠(938m)付近に到着するがそれらしい標識なし。コースはハッキリしているのでさらに進む、登りコースとなり不安となりGPSを頼りから、地図と磁石で再確認するが100m位違う。コースがハッキリしているのでさらに進むと13時55分丸子峠の標識現れる再度地図と磁石で確認すると250m以上も夏油側によっている。GPSの軌道とこれほど違う経験は初めてだ!!   地図上の標高は938mだがGPSの標高は970mを示している。


丸子峠
 峠の指導表は「熊の爪痕が多数有り」 「古いのやら最近のなど、おまけに糞らし物まで有り」笛を取り出し吹きながら下山開始、。夏油キャンプ場までは、はじめは急な下りで滑りやすい所があるが 細引きロープが設置してあり幾分楽である(雨などで濡れていると難儀しそう)。斜面が緩くなる所まで最大で地図上とで300m以上コースから外れているが ルートはハッキリしている。14時49分キャンプ場到着車道を歩き夏油温泉15時05分到着残りのお握りを食べる。

コースタイム:夏油温泉登山口9:00→経塚・牛形分岐9:10→指導表2ヶ所目9:43→夏油温泉が見える地点9:53→ 休憩10:22〜10:29→ガレ場10:40→牛形・鷲ヶ森分岐10:57→牛形山頂11:15〜11:37→ 牛形・鷲ヶ森分岐11:50→シロッコ森12:18〜12:35→鷲ヶ森山13:10→地図上の丸子峠13:45→丸子峠13:55→夏油キャンプ場14:49→夏油温泉15:05→一関17;10

H19.10.31

   牛形山  参加者:吉家、森


牛形山山頂にて 森氏

収穫に喜ぶ吉家氏

温泉上部の紅葉

美味そうな天然ナメコ
 31日は好天の予報に、急遽山菜取りを兼ねて登ってきました。夏油温泉駐車場には10台くらいとまっていましたがほとんどが県外ナンバー車で、多分湯治客と思われる。紅葉の見ごろは終わり、登山道は木の葉のじゅうたんを登る。ぬかるみの木道も、急斜面のロープも真新しいのに張り替えられていました。

 頂上からの展望は、ガスで経塚も山頂部分は隠れてあまり良くありませんでした。ビールで乾杯し早々に下山。

 途中、倒木をめぐりながらの山菜取りを楽しんできました。ボリは終わり、ナメコと、ムキダケはこれからが良いかと思います。

コース・タイム:一関5:00夏油温泉6:40、出発7:05−1.7km地点8:00−鷲が森山分岐9:30−頂上9:50(休憩)発10:00−経塚分岐13:00−夏油温泉13:15 森 記


H19.10.13

   夏油温泉・牛形山 (1339.76m:岩手県北上市和賀町)
 紅葉の山を歩き、温泉に浸ってきました。やっぱり東北の山は温泉が良いですね。山から下りて車を走らせなくても温泉です。サイコーです。


夏油温泉
 岩手県に住んでいる割に夏油温泉へ行く機会が少なく、3年前に行ったきりだったので久しぶりに出かけてみた。4号線を金ヶ崎大橋を渡り左折し、千貫石温泉を経て行くのが最短コースのようなのでそのルートで快適に目的地の夏油温泉に辿り着いた。大東のアパートから65Kmの距離であった。夏油温泉駐車場はガラガラで全く寂しい限りだ。


山頂の沖氏
 今日は気温が低く今年一番の冷え込みとかで、北海道の平地では初雪が観測されると言う寒気に北日本は覆われていた。そのため山の衣類も少し寒さに耐えうるようにし、長袖シャツにベストを羽織り、手袋をして登山開始する。ザックには防寒ジャケットを詰め込んだ。


森林限界付近のブナ林
 山の準備は出来たが、登る山は経塚山に登ろうか牛形山にしようか迷った挙句、楽な方を選んで牛形山を目指すことにした。登山口にポストがあるが、いつものように登山届けを書かず入山する。登山口からブナ林で、登り始めてまもなく林道に出る。この道は石灰岩で出来た天然露天ドームへ行くルートでもある。この林道と分れて再びブナ林の登山道に入り急坂を登っていくと再び林道と出会う。ここで経塚山ルートと分かれて牛形山ルートを採る。


山頂斜面の紅葉
 ブナの森をゆっくりと登っていく。紅葉は少し遅れているようでブナの巨樹もまだ僅かに黄色味がかっている程度で、逆に山頂部が綺麗である可能性が高く期待か持てる。標高が高くなっても谷あいの湿地にはミズバショウが見られ、どんな方法で繁殖範囲を広げているのだろうと不思議に思う。また前回登ったとき泥んこ道だったところは新たに木道が設置されていて、中高年登山に配慮されていることを感じる。


経塚・天竺を望む
 ブナの紅葉は標高にして大凡1000m〜1200mあたりが見頃で、これは森林限界に近いところでブナも細く背も低い。樹林を抜けた標高1100m辺りの花畑からは水平にトラバースするように道が続いており、枯れた花を愛でながら白子森分岐へと進む。今の時期はリンドウやガクアジサイの残りが僅かに見られるだけで、これら花や残骸を見ながらのんびり歩いて、10分程度で白子森分岐に到着。


山頂から西方向
 ここにも新たな木道が設置されていた。湿地の白子森分岐から山頂へ一気に突き抜けるような急坂が待っている。滑りやすい草付きの急斜面を足元を確認しながら慎重に登ると、意外と早く山頂稜線に到着する。ここから望む山頂部は真っ赤に染まっている。感動しながらカメラを構える。進行方向の東側だけでなく道の無い西側もまた真っ赤だ。


天竺山を望む
 山頂部の稜線歩きは紅葉した潅木の中を足元に注意しながら進む。ワクワクしながら山頂を目指すこの瞬間がたまらない。そして狭い空間を抜けて一気に目の前が開けると待望の山頂だ。狭い山頂には小さな標識と二等三角点(点名:牛形山、標高:1339.76m)が設置されており、低灌木だけの頂から焼石岳をはじめ360度の展望が得られる。

 山頂部は紅葉の真っ盛りで最高の景色を見せてくれた。残念なのはこの焼石連峰だけ雲が低く垂れ込み、焼石岳はガスに覆われて見えない。また陽射しが無いため折角の景色も発色が芳しくなく、写真にするとこの目で見ている印象とはかけ離れた結果になってしまう。寒い気温を我慢して鼻水を垂らしながらガスの流れるのを待つ。


白子森・和紙ヶ森山を望む
 暫く待つと焼石岳の山頂部がかすかに見えるようになってきた。時々陽射しが漏れるようになり、広大に広がる紅葉の斜面と背景の焼石の山々を写す。納得の写真はいくらも無いけれど、素晴らしい紅葉の雰囲気は感じられると思う。

 去りがたい山頂であったが寒さが厳しく、時間が経過するほどに天候が回復するでもなかったので、空腹感を潮時に山頂を辞して風を避けた場所まで降りて簡単な食事をする。


焼石岳を望む
 下りは茸モードに切り替えて目線を低くして林床を透かしながら降りたが、その甲斐があってブナハリダケを見つけてビニール袋に一杯分を採取させてもらった。まだまだ残っていたが、これは次に見つけた人のためにする。

 下山後、山の汗を温泉で流したが、60歳以上は300円とあり窓口で1000円札を渡したら、何も聞かれずに700円のお釣りをくれた。安く入浴できて嬉しくもあり、複雑な思いのする100円の差分であった。 沖 記

コースタイム:大東町7:10==(約65Km)==8:35夏油温泉8:50---10:25シシウド群生地---10:55白子森分岐11:10牛形山山頂11:35---11:50白子森分岐---12:00花畑(昼食)12:15---13:35夏油温泉(入浴@300円)14:30===大東町

H18.10.5

   牛形山  (1340m)


山頂の吉家氏
 北上に実家に用事にかこつけて、朝早く自宅を出発しコンビニで朝食と昼食を調達し夏油温泉に7時過ぎに到着 いなり寿司3個で腹ごしらえし7時35分に登山開始。

 少々霧がかかる程度気温は14度と時期的には少し高めで雨の心配をしながら林道に出る。経塚山の分岐から少し青空が出てきたが予報は期待できないので、少しペースを上げながらいくと山毛欅ボリメキが足元にあり休憩をかねてキノコ取りをし、スーパァー袋に半分ほど採り付近の木に縛り付けてさらに登っていく。途中カノカ等が少し出ているが帰りの楽しみに前進する、ガレ場のロープは少し痛んであてに出来ない、ガレ場を通過し鷲合森分岐で一本立て山頂を目指す。周辺は今が紅葉の最盛期で晴れていれば素晴らしい景色が見られたこと思うと残念である。


山毛欅ボリメキ
 9時54分山頂到着ビールを少しのみ10時15分に下山開始する。途中カノカを採ろうとして土蜂の巣を踏みつけ2カ所刺され、前にショックを起こしたことがある為、楽しみのキノコ採りもあきらめ下山する。夏油温泉ではキノコを売っている爺さんが今年は10日ほどキノコのでが遅いと話している。 吉家 記

コースタイム 一関5:35→夏油温泉7:00登山開始7:35→茸採り8:20→夏油温泉が見える展望9:19ガレ場9:22→鷲合森分岐9:35牛形の肩9:45→山頂9:54〜10:15夏油温泉11:55
入浴料金(温泉館)シルバー料金300円(65歳以上)

H16.10.17



夏油温泉(左中央)方面遠望

山頂の沖氏

夏油温泉
 17日は快晴だったので夏油温泉から牛形山に登りました。大東町から約70Km、所要時間は約1:30です。出発が遅れて8:00に出たのですが、登山開始は9:45、そして山頂には12:00に到着。

 途中のブナ林は紅葉して綺麗でした。ブナの紅葉は標高にして大凡800m〜1000mあたりが見頃です。特に大きなブナにはオーラが感じられて、頭上高く紅葉している様は見事です。1100m辺りから夏場だとお花畑になっていたところで、シシウドやアザミなどがミイラ化して残っています。

 白子森分岐から草付きの急斜面の登りは、きつかったけれど一気に登ると以外と早く山頂に到着できた。山頂には二等三角点が設置されている。今日は一日中雲一つない好天気に恵まれたのですが、山頂部は風が冷たくて長居できず、写真を撮って早々に退散。でも山頂からは焼石岳とか南本内岳など既知の山々が同定できて嬉しく心うきうきで眺めてました。眼下には紅葉の山肌に夏油温泉が一望できて、山中にある温泉郷であることを教えてくれます。

 夏油温泉は四半世紀前に投宿した頃に比べて鄙びた風情はないけれど、温泉はここを知らずして語るなと言われるほどで、混浴の露天風呂には若い姉ちゃんが昼間っから入ってきて逆におじさんがドキドキします。しかもすっぽんぽんのまま露天風呂の梯子をするなど、とにかく楽しいところです。  沖 記

コースタイム:夏油温泉--0:20--経塚山分岐--1:30--白子森分岐--0:20--牛形山山頂--0:15--白子森分岐--1:30--夏油温泉(入浴@400円)