876m
2003.2.1 女体山

日立・水戸方面を望む

 1日、快晴の天候に誘われて筑波山に出かける。少し寝坊をしてしまい、市営第一駐車場(無料)に着いたら11時半を過ぎていた。身支度を整え、歩くこと10分ほどで神社に着く。前回ほどは混んでいなかったが、ケーブルカー乗り場脇から登山道に入る。

 道はだいぶ整備が進み、階段状の場所が増えている。この時間になると下山者も多く、話を聞くと昨年イノシシに出会った人が居たそうだった。筑波で有名な、ガマではなくイノシシとは驚きだ。そんなせいか、鳴り物を付けた登山者も多い。林の間を通り抜ける風はまだ冷たいが、汗ばんだ体に心地よく感じられぐんぐん高度を稼ぐ。


真壁町・加波山方面を望む(上の写真の左側方面)

 1時間15分ほどで、ケーブルカー山頂駅のある広場に出る。さすがに北よりの風は冷たく、休む間もなく女体山の頂上を目指す。なだらかな登りを進むと、岩場に雪が固まって出来た氷が敷き詰められている。気温が低いせいで、あまり滑りやすくはないが慎重に進む。神社の祠を廻るとすぐに山頂に出た。

 前回は反対側の男体山には登ったが、こちらの女体山はラッシュで引き返した。始めての女の付く山は絶景だった。ひたちなか市や水戸から霞ヶ浦がすぐ下に見える。東京方面のビル群も少し霞んで望めるが、上越方面は霞が強く殆ど見えないのが残念だった。しかし、最高のビューポイントであった。

 風を避け、少し下った所にあるベンチで遅い昼食を取る。近くでは、大型レンズを付けたカメラでバードウォッチングを楽しむ風景もあった。人影もだいぶ少なくなった広場を横切り、早々に下山する。約、1時間ほどで駐車場に着く。駐車場脇の紅梅の花がほころび出していた。  阿部 記

コースタイム:駐車場−0:10−神社−1:15−広場−0:10−女体山山頂−1:10−駐車場(休憩時間含まず)

2001.12.9 男体山

南西側から見る筑波山

男体山より望む女体山

霞ヶ浦方面遠望

順番待ち(女体山山頂下)

 天気の良さに誘われて、かねてから気になっていた筑波山に向かう。小山から国道50号にのるが、下館からの道がよく分からずに筑波山の遠景を頼りにしながらやや遠回りに進んだようだった。

 筑波山神社下のお土産やさんの駐車場(有料1000円)をお借りしてケーブルカー乗り場に進むが、山頂まで90分の看板を見ると山屋の名が廃るかもしれないと思い直し、歩いて登ることにした。標高差約600mは結構トレーニングになる。

 登山道は杉林に覆われ見通しは利かない。筑波石とは日本の三大石として有名らしいが、ゴツゴツと道にはみ出しかなり歩きづらい。道の中間部まで登るとケーブルカーの線路と平行に道があり、登りもややきつくなる。道はこのあたりから山頂にかけて階段状に整備されてところが多くなり、歩幅が合わず苦労する。

 約1時間10分でケーブルカーの山頂駅に着く。ここにはお土産屋をかねた食堂など7−8軒の店が軒を並べ、人々でにぎわっていた。そこを素通りして男体山に向かう。展望も開け、霞ヶ浦やつくば市あたりが手が届きそうに見える。さらに10分ほど進むと男体山山頂の神社に着く。ここからは、360度の大展望とはいかないが、富士山や東京のビル群が見え、思っていた以上の大展望に満足する。ちょうどお昼で南方の遙か彼方の東京湾が光っていた。狭い山頂は人々でいっぱいのため長居は出来ず、早々に下りケーブルカー山頂駅付近で昼食を取る。

 風はやはり冷たく、少し寒くなったので反対側の女体山に向かう。こちらはあまり登りのアルバイトは無いが、人がごったがえしてなかなか進まない。あげくの果てに山頂部には、小学生の集団が押し寄せ道が詰まっていた。結局、山頂はあきらめ戻ることとなった。店の裏側にまわると反対側の景色がよく見える。しばし展望を楽しみ元の道に戻る。45分ほどで登山口に着く。

 筑波山にはケーブルカーのほかに女体山側にロープウエイがあり、苦することなく年中たくさんの人々が訪れている。静かな筑波を楽しむには、平日の空気の澄む冬期間が一番良いかもしれない。 


約180度の大展望(中央に富士が見え、左中央の光るところが東京湾)