2484.4m
2001.6.17 下りは、モー くたくただった。きつい山!!
 前回の白根山山行時に男体山の登山口をしっかりと確認、家を出てからは迷うことなく1時間半ほどで登山口に到着した。
 二荒山神社の案内板に従い駐車し、初穂料を納めてお守護をいただき出発する。樹林帯の中の長い石段を登り、鳥居をくぐると再び丸太の階段。歩調が合わず苦労していると、小石の無い地肌がつづく登山道となる(雨に濡れると滑りやすい)。約30度の傾斜が林の中をほぼまっすぐに3合目まで続く。突然林が切れて3合目に着くが、ここから4合目までは工事用の車道を歩くことになる。ここで一気に時間を稼ぐ。

3−4合目間の車道 
 車道を20分ほど進むと、4合目の大きな鳥居が目にはいる。一方、鳥居に続く石段を少し登ると社山と中禅寺湖の絶景が開けた。遊覧船や高速ボートが尾を引きながら、湖に色を添えている。ここでしばしの休憩を取る。
 登山道はここから再び林の中にのびて時折、木の根や岩が現れるがやや安定した登りが続く。いつのまにか5合目の避難小屋も過ぎ、木々もまばらになり明るく開け始める。

4合目車道の上からの中禅寺湖 

5−6合目間のヤシオツツジ?の林
6合目手前に進むと丈の低い笹の野原にシロヤシオだろうか、枝いっぱいに白い花を付け向かえてくれた。見事である。ガスが無かったら木の間から覗く、中禅寺湖方面の風景とマッチしさらに良い光景に見えたかもしれない。6合目を過ぎるといよいよガレバが現れ、傾斜もきつくなる。危険個所の一部の登山道は湿った樹林帯を迂回する。ここから8合目までは男体山最大の難所となる。
 ガレバはまるで早池峰山のようだが、少し違うのはカンバの木がガレバに林立しやや安心感がある。小石を落とさないよう、細心の注意を払い慎重に登る。
 避難小屋は3、5、7、8合目の各所にあるが、土間の間口1間半奥行2間ほどの小さい小屋だが、悪天候時にはかなり有効だろう。もちろん、トイレ・水場は無い。

7合目の登り 

 9合目付近
 8合目には大きな岩の間に、滝尾神社と言う小さな祠があった。心の中で手を合わせさらに上部に進むと、やや傾斜がゆるみ山頂が近く感じられた。木々も背が低くなり絶景が見えるはずだったが、ガスも濃くなり一瞬の切れ間を待つしかない。
 長い丸太の階段が現れると山頂はもうすぐだ。
 気が付くと小田代原や戦場ヶ原の展望が開けた。なかなか良い風景だが、少しガスでかすんでいる。今は梅雨の真っ最中の時期。これだけ晴れれば100点満点と言い聞かせ山頂へ急ぐ。
戦場ヶ原方面 

 山頂から奥宮を望む
 道は小豆色のザレバとなり、溶岩の岸壁に沿いながら山頂へと続く。やがて二荒山神社の奥宮が見え、大勢の登山者が向かえてくれた。かるく会釈をしながら、30mほど先の山頂に進む。
 狭い山頂だが、ここは外輪の一部で三日月型にやせた尾根になっている。その外輪を志津側に進み、陣を取る。ビールとおにぎりを交互に取りながらガスの切れるのを待った。
 結局見えたのは、太郎山、金精峠。たまたまかなり奥に見えたのは、武尊山だったのか。さらにたまたま、雪を抱いたなだらかな山が見えたが、至仏山の一部だったのでは?と勝手に楽しんでしまった。花はイワカガミ、イチゲ類が咲き始めたばかり。

黒檜岳方面を望む 
コースタイム 神社0:30三合目0:23四合目1:00七合目1:00山頂  山頂0:25八合目1:05四合目0:50神社 各休憩時間含む