北岳 (3193.2Mわが国第2の高峰)遠征

H20.8.29−31


 写真:順序バラバラです

 昨年の八ヶ岳遠征で今年の遠征を北岳と決めて望んだ北岳、富士山に次ぐ高峰8月29日から31日までの計画、お盆からの天気はグズツキの毎日で天気予報と睨めっこ、悪天予報続き。いよいよ29日の朝を迎える、今日から3日間も南アルプス地方弱雨そして曇り。それこそ天に祈りをかけ出発。


H電気CLと

 やまびこ42号に乗り込み空を見上げるも曇り、所により雨、そのうち車内ニュースで昨夜来の大雨による被害が出て、中央本線などで電車の運休が出ている、長野新幹線は動いているのでそれを利用との事。どのように行けば良いか、車内のトレーンで確認。長野に下りて今度は電車を確認、中央本線新宿行き特急は運休、特急信濃で塩尻まで行き普通列車で甲府行きと決める。後は甲府に行ってから考えることとした、気が楽になった。甲府到着13時52分(予定11時47分)。早速山交バスターミナルに行き広河原行きバスを確認するも今日は無いとの事。明朝午前4時始発との事でこれに決める。今度は宿探し駅に近いところで安い所、春荒川に行った時東横インを利用、今回も駅前で目に付いたのでそこにした。お陰で初日はシャワーを浴びゆっくり就寝。


白根御池小屋にて

 2日 30日午前3時前に目が覚める、洗面荷物の整理、3時半外に出ると強くは無いが雨、挙句雷、しょうがないここまで来たのだからとあきらめコンビニで朝飯に幕の内、お昼におにぎり牛乳、野菜サラダ、これは最近の山のメニュー定番。ターミナルに着くと背の高い外人とそのガイドらしき青年がもうバスを待っている。「雷は怖い、止めるか行くか」と思案のようだ、結局退散した。我は昨日から行けるところまで行くことに腹を決めていたので、バスの来るのを待つ、そこにはバスの案内人がいたが、雨と雷で行くか行かないかの判断は運転手との事バスを待つよう案内される。そのうちザックを背負った5人がバスを待つことになる。3時55分バスが入る、ガイドさんが今のところは行くが、この先雨が強くなると引き返すことになると案内される。この頃も雨と雷、バスは定刻出発。まだ周りは真っ暗で稲光と雷鳴と雨の音。バスは途中の雨量計を確認し、今のところ大丈夫と通過。6時5分広河原到着、すでに4グループ40人ほどが出発の準備、自分もバスの中で朝飯を食べたが、ここで栄養補給と水分補給、雨合羽の着用。先着グループはスタート、一方の30人ほどはストレッチに入る、ツアーで来ているような老若男女のグループ、この前に出発をする。


肩の小屋はもうすぐだぁ・・


お花畑が広がる

 これから今日の1人旅が始まる、雨は小降りゲートが締まっていたので登山口を確認する初老の登山客の後を行く、吊り橋をわたり広河原山荘の脇を進むと、いきなり急登、足・身体が馴れず応えるも黙々進む間もなくさっきの初老に追いつき先を行く。20分程で2人の先陣に追いつき、先を進むしばらくモミの大木の急登。第一ベンチ第2ベンチで休憩、ここで急登終わりの表示、山の中腹を巻くように進むと白根御池小屋到着。8人のグループと一緒になる、どちらからと言われ、「一関」と応えると室根の植樹祭、栗駒山に4月と6月に行ったとの事、尋ねると神奈川のH電器職場のグループ、話が弾み、僕のペースと変わりなくその後は一緒に行動。お池小屋からは草すべり、イブキトラノオ、トリカブト、タカネナデシコなど高山植物が咲き誇るのに、雨が強くなったり、弱まったりと足元に注意を要し、カメラは濡れる始末。ただただ高度を稼ぐ。おかげで肩の小屋到着は11時56分。時間は早いが今日はここまで来れたことに感謝し、小屋に入る。尾根の上に在る看板に北岳の肩3000Mと記されてあった。


小太郎分岐

 肩の小屋の中には休憩者・宿泊客も無く貸しきり状態。早速雨に打たれたザックや雨具・着衣を石油ストーブの廻りで乾燥しながらコンビニおにぎりに、牛乳の定番昼食。昼食後は神奈川のHグループとの会話、CLがマラソンをしているとの事、今年はつくばのフルに出る、4時間を切りたいとのことで又話が盛り上がる。

 夕刻近く「富士山が見えたよ」との叫びにカメラを持って外に飛び出す。頭は隠れているが中腹より富士の形が雲海の中に出現、なんとも言えぬ光景。カメラにパチリ。


肩の小屋にて

 3日目 5時に朝ごはんの予約。夕べは150人収容山小屋に17人の止まりでゆっくり休まれたので4時に起床、洗面に外へ出ると雨も上がりガスも切れ、東の彼方に日本一の山富士山がどっしりと構えている。見渡すと鳳凰三山・甲斐駒・その奥に昨年の八ケ岳・千丈ケ岳・中央アルプスの360度の展望に感激。


肩の小屋より富士の夜明け

 5時朝ごはん5時半出発、いよいよ日本第2の高峰北岳、目の前にどっしりと構えている。まだ体が寝ているのに、いきなり急登とあり息が弾む。1歩1歩着実に進む。6時10分が人生で1番高いところ立ったヤッター!!。頂上でH電器グループと感激に浸り、カメラのシャッターを押し合う。南には間ノ岳・農鳥岳がくっきりと見える、予定通りであれば、間ノ岳の縦走でしたが初日の電車の乱れにより、登頂時間が無く眺めるだけとし楽しみは次の機会とすることとし、下山開始、ごつごつした岩の間にはイワギキョウが咲いていた。ガレた道を下ると30人程のツアーの団体に合う。昨晩は北岳山荘に止まったとの事。中には腰を曲げたオバサン本当にご苦労さんと言いたくなった。


北岳山頂のH電気グループ

 7時過ぎ北岳山荘到着、H電器グループさんはこれから間ノ岳へ。僕は時間が無いのでここまでと二日間のお供に感謝し別れる。休憩と間食、電器仕掛けのバイオ処理トイレで用を足し八本歯のコルを目指す。前後に誰もいなく北岳1人旅が始まる。木梯子・鎖・岩場と続くがガスも無く岩も乾いていたので比較的安全が確保できる。岩手山の鬼が城に似ていた。ザレたジグザグ道を下ると左手に北岳バットレスの岩の露出、畳を敷き詰めたような大岩壁。やっと人影を見つけるも登ってくるのか下山しているのか確認できなかったが、八本歯のコルで追いつくや昨日の夕食時、席を同じくした長野のMさん、昨日は登山口から肩の小屋まで7時間かかった、今日は北岳頂上から真直ぐ下山してきた、最終のバスに間に合えばよいとのこと。ここから又梯子続きやっとのことで雪渓に出る。雪渓は落石が多いから左岸歩くようにとの事、だんだん沢も水かさを増し、雪渓尻から間もなく二俣分岐大樺沢を下るとモミの大木となると白根お池コースと合流し広河原へ到着。12時10分。

 バスターミナルで甲府行きは12時30分、これに乗り込む。これで今年の遠征は終了したが、昨年八ヶ岳からフルマラソンと北岳とトレーニングに毎朝6キロから7キロのジョキング、階段登り、7月の真昼岳・秋田駒・8月の早池峰とこなし望んだ。その効果覿面でした。まだまだ行ける自信を体得。浅沼 記

行程 8月29日 一ノ関6:46 大宮9:06 長野11:00 塩尻12:16 甲府13:52(駅前ホテル泊まり)
   30日 甲府駅前(バス)4:00 広河原6:05 6:40白根お池小屋8:57
 2500M10:30 小太郎分枝11:00 肩の小屋11:56(泊まり)

     31日 肩の小屋5:33 北岳6:10 6:20北岳山荘7:14 八本歯コル北岳分岐8:06 八本歯コル樺沢分岐8:45 二俣分岐10:06 バスターミナル12:10 12:30甲府駅前14:26 15:03新宿 16:40東京17:00 17:40 一ノ関18:14