標高2039m

2001.10.6-7

 奥鬼怒温泉郷

 奥鬼怒温泉郷へは、会津に通じる国道121号を川治温泉から西方に入る。また今市から県道245号に入り、大笹牧場(霧降高原道路出入り口)を通り栗山村に抜けるコースも比較的車輌が少なくて良いかもしれない。但し、今市−大笹牧場間は道が狭くカーブも多く、大型車両は栗山村方面を通るようだ。
 川治温泉からは鬼怒川本流沿いに西方に進み、栗山村に入ると川俣温泉、平家温泉などがあり、女夫淵温泉で道が途絶える。(一般車両は通行禁止) 道の各所には特産品の店やイワナ・鹿肉やソバの店も点在する。川俣湖をすぎると道は狭くなり、秘境のイメージもいっそう増してくる。
 奥鬼怒4湯は女夫淵温泉からさらに奥にはいるが、宿泊予約客は送迎バスがあり気軽に行ける。登山者・日帰り入浴者は自然探索路を一時間半ほど歩かなくてはならない。苦労すればこそ秘湯にきたイメージが強くなり、奥鬼怒を堪能できるだろう。但し、電気や道路は整備されており、少しガッカリ。
 一時間半ほど歩き、手前から八丁の湯・加仁湯・日光沢温泉と徒歩約10分ごとに続く。手白沢温泉は加仁湯から徒歩30分もかかり本当の秘湯だ。おもに、この4湯を奥鬼怒温泉郷と言う。(女夫淵温泉も含むらしい)

 6−7日奥鬼怒温泉郷から鬼怒沼に登る。 鬼怒沼は、奥日光と尾瀬にはさまれた高原地帯に位置する。尾瀬沼や群馬側の大清水からもコースがある。

 女夫淵温泉からは一般車両は通行止めとなるため、ここから奥鬼怒温

鬼怒沼山を見る
泉郷までは約1:30の徒歩となる。八丁ノ湯や加仁湯への宿泊客は送迎のバスはあるが、日帰り入浴や登山者は利用できない。

 道は鬼怒川の渓谷沿いにつけられ、やや広く歩きやすい。八丁ノ湯まで進むと紅葉も5割かた進み良い雰囲気を出していた。ここから徒歩約10分ごとに加仁湯、日光沢温泉が現れ深山の様相をかもし出している。日光沢温泉の建物の間をくぐると、すぐに根名草山コースと鬼怒沼コースの分岐があり右手に進む。ほどなく歩行専用の橋を渡ると本格的な登り道となる。対岸の山肌は、やっと紅葉が始まり木々の間からチラチラ見えるが、登りがきつくなりゆっくり鑑賞は出来ない。

 30分ほど進むと視界が開けオロオソロシノ滝見晴らしに着き、この滝を眺めて小休止する。ここから約30分ほど登るとトウヒの大木の林に入り傾斜も緩くなる。紅葉もこの付近がちょうど良いようだが、霜にでもやられたのか葉がちじれ色づきは悪い。しばらくジメジメた道が続き、足下をかばいながら進むと視界が開け鬼怒沼の入口に着く。

 鬼怒沼は尾瀬の大江湿原を半分にしたくらいの広さで、大きいものは約20アールぐらいの沼や小さい池塘が点々と広がり、なかなか見応えのある湿原だ。また南方には白根山や根名草山が間近に望め、湿原の北側に行くと燧ヶ岳の優美な姿が望める。花こそ咲いていないが、草紅葉と周りの山々とのマッチした景観は、尾瀬ヶ原にも似ている。標高2039mと書いてあり、高山にある湿原としては日本一のたかさを誇る。

鬼怒川沿いの遊歩道
奥鬼怒への遊歩道は、車道に類似した道や途中に吊りがあったりと、思わず栗駒の温湯から湯ノ倉への道と錯覚を起こすような道が続く。
八丁の湯

加仁湯
それぞれの温泉は、時間を区切って登山者にも開放される。早めの下山だったら、是非入浴したいものだ。
日光沢温泉

オロオソロシの滝
尾瀬ヶ原を思わせる広い湿原は、草紅葉も終わりつつあった。夏の様子を想像しながら、ゆっくり高原の湿原を散策する。 少し木道の幅が狭いのが気になり、休憩所も少ない。シーズン最盛期には、人がはみ出しそうだ。
根名草山−白根山遠望

  

鬼怒沼群

  

避難小屋
避難小屋小屋は入口のドアを閉じると中が真っ暗になる。朝寝坊に注意したい。 内部の中心部に囲炉裏が付けられ、壁に40cm位の幅で椅子がコの字形に付けられている。 寝るところは土間部分となる。 6坪ほどしかなく、そう多くは泊まれない。 勿論トイレは無い。
燧ヶ岳
コースタイム:女夫淵温泉1:10八丁の湯0:20日光沢温泉0:45オロオソロシ見晴らし台1:10鬼怒沼0:15小屋(休憩時間含まず、登り)