栗駒国定公園神 室 山


 1999.8.21  西の又パノラマコース―西の又コースの周回ルート  参加者 菅原、阿部

 午前6時一関高専を出発し、栗駒町と花山村の国見峠を経由して、仙秋鬼首トンネルを抜ける。2時間ほどで西の又川の登山口に着いた。車道は続くが、5−6台分の駐車場に車を置いて8:20にすぐ脇の登山口から登り始める。

 道は植林された杉林の中に続き、10分ほど登ると広葉樹の雑木林に変わり、早速急登となる


安定した登り、831m道標が近い

。しかし、落ち葉が散らばる石一つない安定した傾斜で、足下も気にならない快適な道だ。パノラマコース全体が、こんな乾ききった快適な道で、心も弾む。

 9:05急峻な登りも終わり、831m地点の道標に着き大休止を取るがまだ視界はきかない。ここから第一ピークらしいピークを越えたが、次のピークに第一ピークの標識があり、がっかり


左山伏岳、右高松岳

する。この辺から視界が開けだし、高松岳や役内の集落が見えた。

 第二ピークで小休止を取り、ザンゲ坂にはいる。道は相変わらず安定しているが、きつい坂で歩幅をさらに小さくして、黙々と登る。上部に行くとさらに視界も開け、飯豊か朝日の縦走路を思わせる展望が迫る。良い、なかなか良い雰囲気だ。ただ、まだまだ続く尾根を見ると、大丈夫か心配になる。休み時間がだんだんと多くなり、前神室山に着い


パノラマコースが続く

たのは、11:45だった。ここで、神室山がやっと顔を出し、しばし大展望を楽しむ。

 50−60mも下り、1325m地点に向かうがハクサンフウロやセンジュガンピなどの高山植物が見られ、心も弾む


右奥が神室山

。やがて国定公園のレリーフがあり、神室山への分岐に着く。ここからは、やせ尾根が山頂まで続き、慎重に進む。ガスも切れだした頃やっと山頂に着いた。13:15だった。

 山頂は、畳6畳ほどの広さでやや狭いが展望は良く、最上町や新庄市側の登山道がはっきり見渡せる。天候が良ければ、月山や鳥海山も間近に見えただろう。山頂の避難小屋は、台山尾根を少し下った所に有り、内部はきちんと整理されきれいな小屋だ。 菅原氏が備


神室山山頂で喜ぶ菅原氏

え付けの日記帳を読んだところ、ほとんどの登山者はこの神室山塊を美しく、とても静かな良いところと書いてあったと言う。先日五葉山で会った関東方面の登山者が、「東北の山が好きで、いろんな所に登っているんです、虎毛山や神室山は本当に良いとこですね。」と言っていたが、正しくその通りだった。

 14:00雄勝峠あたりにどす黒い雲が来て、雷鳴も聞こえるので西の又コースへ向け下り始める。20分ほどで草原に出ると、チョウジギクやイワイチョウが咲いている。春は、イワカガミ、ウラジオヨウラクなども咲くようだ。御田の神のほこらを過ぎ


胸つき八丁上部から望む前神室山

るとまもなく灌木帯に入り、下りがきつくなる。時々見え隠れする前神室山を見上げながら慎重に下るが、胸つき八丁は道も不安定になり膝をかばいながら、さらに慎重に降りる。不動明王に着く頃は、膝もガクガクで少し下った所の水場で、小休止を取る。15:20だった。

 第三徒渉点は、沢の岩をまたぎながら渡るが、増水していると思


第三徒渉点脇の滝

われる時はパノラマコースを取ったほうが良さそうだ。ここからは、西の又川の左岸を下るが、岩のゴツゴツした所もあるので注意しながら進む。川より20−30m上部の斜面の狭い道がしばらく続くが、ブナや灌木が生えているために恐怖感は全くない。
 


第二徒渉点前のブナ林

一時間ほど進むと、ブナの大木が目立ち始め歩きやすい道になる。

第二徒渉点には、吊橋が掛り道は右岸へ移る。少しスリリンク゛

な気分を味わい、快適に進むと、まもなく第一徒渉点の吊橋が現れる。橋の板が少し左に傾き、一カ所横の鉄棒がはずれていたが、注意しながら一気に渡る。

 橋から15分ほどで車道が現れ、杉林の中を進む。ここが長い。登山口の駐車場に着いたのは、17:05だった。軽く着替えて秋の


第二徒渉点の吊橋

宮温泉郷に向かったが、入浴時間が過ぎていて入れなかった。入浴のみの時間は10:00−17:00で、500円なそうだ。残念だった。

 それにしても静かで、ゴミ1つ無い素晴らしい景観の山だった。この日、土曜日にもかかわらず山で出会った人は、たったの4人でその内の2人は、途中から帰ったようだった。

参考 携帯電話(Dツーカー)通話状況
   第一ピークで良好
   神室山頂は電波状況が良すぎ、山頂の影で良好(2種以上の通信局を選択のためか?)