初冬の早池峰山


H19.12.1−2

    早池峰山  (12月1日、2日) 吉家、森


正面コース
 1日、雲が多くなってきた午後一関を出発し、途中で夕食等の食料品を調達し岳へと向かう。鶏頭山には雪は付いていなく、早池峰山は雲の中で、積雪状況は判らないが、道路には雪はないので安心する。

 通行止めのバリケードの空き地に駐車し、パッキングをしなおして出発。うすゆき山荘には今年から「暖房設備を置かない」という情報を得たため荷物は少し膨らんだ。風もなく穏やかな夕暮れであるが、山の全容は見えない。


うちいしにて 吉家氏
 山荘の周りは薪も片付けられきれいに掃除されている。ドアを開けたら「ストーブがある」真新しいストーブが、いつもの薪ストーブの跡に設置されていた。荷物を降ろしよく見ると入り口には石油も準備されている。あれほど強く言っていた市当局も利用者からの要望?にこたえざるを得なかったのかと、独り腹立たしくもありうれしくもあった。来年からは石油をボッカしておこう。(10月ころストーブの設置について何度か要望したが聞き入れてもらえなかった)

 西の空が赤く染まり、真上には星も見え出したが、山は暗い。小屋の中は、ストーブの火を見ているだけでも気分的にも暖かい。背負ってきた防寒具を全部着込んで早々に就寝。


山頂にて 森氏
 2日、目覚めとともに、山が泣き出してきた。出発時間には少し収まってきたが、今回は正面を登ることにした。登山口に来て見上げると、中腹までは積雪もないことがようやく確認できたので、オーバーズボンだけ着て歩き出す。

 頭垢離でスパッツをつけていると真っ青な空に真っ白くよ装う凝らした巌峰群が現れた。いつの間にかガスが晴れていた。でも上空の雲足は速い。今日一日このままでいてくれと願いながら出発。しかし稜線に出るとまたガスがかかってきたが明るい日差しも差し込んでくる。

 打ち石を越えた所でアイゼンを装着し防寒着に身をまとい慎重に登る。ガスで展望は利かないが風は弱くなってきている。夏道の案内板を確認しながら無事頂上へ付く。我われ二人だけである。

 表の入り口は雪で開かれないため、南側の冬季用入り口から入り、休憩しているところへ遠野の監視員が二人で入ってきた。「小田越の風は強く一時は引き返そうそうかと思った」とのこと、我われの正面コース取りは正解だった。晴れそうもないので早々に登ってきたコースを下山。頭垢離ころより小雪が降り出し、山荘に付くころには霙気味となった。車に乗るころには、いつしか小雨となった夕暮を帰宅の途に着いた。 森 記

コース・タイム:1日、岳15:30−山荘16:45(泊) 2日、山荘6:00−河原の坊登山口6:30−頭垢離7:35−頂上9:40(山頂小屋室内温度-6度c)、頂上10:40−頭垢離11:45−河原の坊12:30−うすゆき山荘12:50、うすゆき山荘14:00発−駐車場15:00

H18.11.25−26

   早池峰山 初冬期訓練登山


山頂の森・吉家・浅沼各氏

倒木被害

剣ヶ峰

小田越に向けて下山開始

分岐

小田越コースと薬師岳
 11月25日一関を13時に出発、途中、東和で食糧を調達し一路岳の登山口へ快適なドライブ。峠からの早池峰山は頭垢離付近まで真っ白に新雪が降りてきている。15時10分、峰南莊より少し先のバリケード前に駐車し、パッキングしなおして出発。

 木々の葉すっかり落ちて普段は見れないところまで見透せる。岳川の瀬音に目を向ければ滑滝が白帯のように長く続いている。この時期にだけ見られる光景である。汗がにじんでくるころ、日も西に傾き辺りがに日差しがなくなるにつれ山頂は赤紫に染まり、その面積もだんだん小さくなり、うすゆき山荘についた時には、山頂は冷たい空に氷のように鎮座していた。

 山荘は、ストーブも整備されていて、快適な夕食会となる。(今晩のメニューは寄せ鍋、具はグーット)26日、5時起床。腹ごしらえをして出発。所々道路に流れた水か凍っているが、寒さそれほど感じない。河原の坊で登山者名簿に記入しいよいよ登りである。


朝日を受ける正面
 夏道に積雪はないが渡渉の石は氷に覆われ慎重に渡る。日の出と共に山頂はモルゲンロートに輝く。頭垢離で一息入れて登る。私にとって久しぶりの登山のためかペースが少し速く感じられる。最後からゆっくりついて行くことにする。

 昨日見たときより新雪が少なく感じられる。「夫婦岩」付近になってようやく夏道に雪が付いてきた。いつもなら「打石」にエビのシッポが出来ているの今年はない。「打石」を過ぎたところでアイゼンを装着。アイゼン歩行を声を掛け合い感触を確かめ高度を上げる。サクッサクッと心地よい響きに初めて冬季合宿でこの山に登ったことを思い出し感慨無量である。少し錆びが付いたピッケルもまだまだ十分頼れる。(今時、ウッドシャフト物を持ち歩くのは珍しい)

 振り返れば、鳥海、焼石、須川岳が見え、正面には黒く薬師岳、その左に室根、五葉山が雲の上に顔を出している。アイゼンをつけて30分、頂上である。今年は積雪も少なく予定より早く到着できた。非難小屋室内は、マイナス5度。まずはビールで乾杯し、軽食を取り外で記念写真を撮って小田越コースを下山する。

 風もなく夏道が白く御金蔵まで白く光っている。御金蔵を過ぎたところでアイゼンを外し雪の着いていない夏道を下る。途中、陸奥市から来たという青年に会う。御門からの下りは、解けた雪が道の窪みに凍り付いて真中をまたいで両側の石や土を頼りに下る。小田越えからは乾いた舗装道路をうすゆき山荘へ下る。

 山荘で遅い昼食を取り岳へ向かう。昨日あまり気づかなかったが、先の暴風でいたるところに倒木があり、「もし、あの日に登山していたら」想像も絶する状況だったろうなどと話しながら今年の納山も楽しくできました。 森 記

タイム:一関13:00岳15:10、15:35発うすゆき山荘16:45着うすゆき山荘6:15発河原の坊6:30頭垢離7:25打石9:00頂上9:30休憩10:15発、御金蔵10:50御門11:25小田越12:00河原の坊12:30うすゆき山荘12:45休憩13:50発駐車場14:50


H15.11.22−23

 11月22−23日    早池峰山

 11月22日盛岡での初雪を観察。山岳道路の殆ど閉鎖されたこの時季、幸いにも早池峰道路は、うすゆき山荘まで車
 

シラビソが白い珊瑚のよう

小田越え登山口
で乗り入れ、恒例の反省会と天気祭り。


山頂で記念撮影

御門口にて
 23日、雪は昨日から殆ど積もっていないが、雲脚が速く風は強そである。小田越えまで車で乗り入れ早速防寒具に身を包み5センチほどの新雪を踏みながら霧氷に覆われたオオシラビソのトンネルを快適にすすむ。

 御門口の森林限界につくと風がつめてく感じる。凍りついた夏道を滑らないようゆっくり、足場を確認しなから登り始めて1時間ほどで御金蔵である。ここから、このコース最大の難所?である。アイゼンを装着し出発。

 強風にあおられ、ステッキや岩角に支点を求め三点確保で突風の過ぎ去るのを待ち1歩1歩の前進である。鉄のはしごを過ぎると今までの風がウソのようにしずかになる。ガスで展望は利かないが、積雪も少なく久しぶりに頂上にたつ。

 小屋の温度は−5度。まずは寒くてもビールで乾杯。ホットコーヒーで腹ごしらえをして、下山の途につい。今日は、地上現れた「白い珊瑚」の鑑賞会であった。晴れて、日が射していたら天空の竜宮上散歩となったでしょう。これは、来年のお楽しみ。 岳・川井線のこの山岳道路は、11月25日で閉鎖、来年の6月頃まで車の通行は出来ません。(参加者:森、吉家、浅沼、吉田) 森 記

コース・タイム:小田越7:25発〜御金蔵 8:35〜頂上着 9:50  休憩 頂上 10:30 発〜小田越え12:00着