H21.6.9

          姫神山  参加者:森ほか5人


一本杉
 何年かぶりに姫神山に登ってきました。一本杉登山口駐車場には先客の数台が木陰に駐車してあり、我われも木陰に駐車。身支度して出発。「ドオーン」という大きな響きに一瞬「雷かな」と思ったが続いてまた背中から腹にに突き抜けるような音。自衛隊の射撃訓練の音である。(以前岩手山に登った時もこのようなことがあったことを思い出す)


ザンゲ坂付近にて

四十四田ダム遠望
 当初、9人くらいの予定でしたが急用や体調不良者があって、退職者青年部のみとなった。駐車場トイレの脇を進むと芝生の広場で、スズランが栽培されているが花は終わっている。林に入ると、エゾハルゼミが大合唱で歓迎してくれる。杉林(精英樹)の登山道を進むと樹齢70年の見事な林となり、まもなく右側に1本の大木が現れる。一本杉登山道の由来となっている杉の古木である。(幹周りは大人三人かかった)その脇に清水がこんこんと湧き出ているが「飲料には適さない」と表示されている。


山頂にて

ミヤマアズマギク
 道はざんげ坂の表示がありだんだんきつくなり、杉林が終わるころより長い階段が続き登りきると5合目である。盛岡からという先客の女性2人は「今日は2時間コース」と言って休んでいた。ミズナラの雑木林の中を心地よい風に押されながら高度を上げる。ハルゼミの鳴声に合わせて「ホー、ホー」と筒鳥も囀っている。道もだんだんきつくなり、走り根や階段の連続で雑木林にダケカンバが混じってくると8合目である。ここから右にトラバース気味に行くと木々も細くなり、笹が目だって木の背丈も低くなり眺望も開けて、頂上直下の岩場である。

 岩手山は2/3位までガスに覆われている。八幡平、七時雨とかすかに見える。大きな花崗岩の上を慎重に進む。「右岩場、左土」の表示があり、岩場を進み左側に回ると小さな祠があり、その奥が一等三角点の山頂である。

 東には岩洞湖か新緑の中にコバルト色に光っている。ポツリポツリと登ってくるので広めの休憩地を確保して昼食。帰りは「土」道を下山。距離的には短いが急な下りで、直ぐに登ってきた登山道に合流する。土の登山道のため滑らないようゆっくり下山する。帰路は例により近場の温泉「ユーランド姫神」で汗を流し帰宅した。  森 記

コース・タイム:一関 7:30 滝沢・一本杉駐車場9:15 9:25発 5合目10:00 8合目10:30 頂上11:1012:05発 8合目12:30 5合目12:55 駐車場 13:30

2000年6月24日

参加者 渡辺×2、阿部×3、小野寺


林に入り森林浴きぶん

山頂直下の岩場

ベニバナイチヤクソウ

無名山塾のみなさん


この日、東北北部も梅雨入りした
 一関を7:00に出発して滝沢ICでおり、国道4号線を北上する。玉山村に入ると姫神山の案内板を頼りに、GS角を右折、その後順調に進み一本杉登山口に9:00に到着する。第一駐車場と第二があり、登山なら第二駐車場が便利。

 9:10整備された芝生の中を5分ほど進むと、大きなミズナラ等の生い茂る林に入り森林浴を楽しみながら進む。

 20分程で一本杉に着くが、後に植えられた杉林と重なりどれが一本杉か分かりづらい。ここの水場は名水?撰に入っていたはずだが、汚染が進み?飲料禁止になっていた。キャンプ場で給水しておくと良い。

 一本杉からは階段が続き、ザンゲ坂の急登となる。同時に登っていた元気の良い小学生も、この辺からバテ気味の様子だった。このザンゲ坂を登りきると五合目の広場に出る。ここで大休止する。

 道は、少し右に折れさらに緩い傾斜が続き、山頂への尾根を進む。雨上がりの翌日あたりは、滑り安そうだ。まだ林の中を行くが比較的風の通りがよく、天候が良ければ木の間から岩手山などがチラホラ見えるかも知れない。鳥のさえずりやエゾハルゼミの声を聞き、登山気分を満喫しながらゆっくり登る。

 ナナカマドの大木と煎餅が折り重なったような大きな奇岩が見え出すと、山頂は近い。二十歩程歩くと視界が急に開け、歓声が上がる。残念ながらこの日は見通しが悪く、あまり遠くは望めなかったが大展望を想像し我慢した。

 この辺からさらに奇岩が続き、マルバシモツケ、ミヤマハンショウヅルなどの花を観察しながら足元に注意して進む。頂上はすぐそこだ。

 一時間半のコースを二時間程かけて山頂に着く。人気のある山だけに、山頂には50−60人ほどが集っていた。展望も360度きくはずだが、みんな不満一つ言わず感激に浸っているようだった。

 付近には、ベニバナイチヤクソウやアズマギク、コケモモが咲き、ウスユキソウもつぼみが膨らんでいる。ツツジも咲き遅れた物が数輪、色を添えていた。

 我が隊も乾杯で気勢を上げ昼食にはいるが、薫氏が早速ラーメン作りを始めた。道具一式、水も4リットルもあげた。ラーメンだけでは消費しきれない。馬力がある、みんなの三倍も持ってきた。

 帰りはみんな元気を装い、登ってきた人にそれぞれ声を掛ける。九合目当たりで東京から来た”無名山塾”の皆さん28名と出会う。明日は早地峰山に登ると言うことだったが、雨に当たらず登っただろうか。わざわざ岩手の山を選んでくれてありがたい気がした。

 ヒザをいたわりながら、約一時間半後登山口に着いた。途中玉山村下田の生出に出来たユートランド姫神で入浴し、汗を流して帰途についた。


第二駐車場、奥が姫神山

ザンゲ坂

山頂

ソーセージおとしちゃった

ユートランド姫神

コースタイム

一関−登山口 2:00
登山口−山頂  2:00
下山 1:30

携帯電話:一本杉コースはすべて良好。